●5月14日礼拝メッセージ要旨(ヨハネ3:22~36)

●5月14日礼拝メッセージ要旨(ヨハネ3:22~36)

ヨハネ3:22~36から、「神がお遣わしになった方」という題でポイントを3つあげて学びましょう。      ①すべては天から与えられる…バプテスマのヨハネの使命は、キリストを世に指し示すことにありました。ヨハネは脇役であり、主役はあくまでもキリストでした。ヨハネ自身もそのことは重々承知していました。実際に、人々がキリストのほうに行く様子をヨハネの弟子がヨハネに伝えるとヨハネは「人は天から与えられるのでなければ何も受けることができません。」と答えました。例えば、5月の第二日曜日は母の日ですが、父母を敬うということは、父母を与えてくださった創造主である神を恐れて生きるということでもあります。食前の祈りについても、たとい、自分で働いて得たお金で買った食べ物でも、それは天の神の許しによって与えられた食べ物であるとして神に感謝の祈りをささげることは、神を恐れて生きる証しでもあります。ローマ総督ピラトは裁判の席でキリストに「私はあなたを十字架につける権威がある」と言いましたが、キリストはそれに対して「もしそれが上から与えられているのでなかったら、あなたはわたしに対して何の権威もありません。」と答えられました。すべてのものは天から来ているのです。ですから、私たちは天の神を恐れて生きることが幸いであり、祝福への道なのです。
②あの方は盛んになり私は衰える…かつては荒野で叫び、人々に悔い改めを迫り、バプテスマを授けていたヨハネは、多くの人々に注目されていました。キリストにもバプテスマを授け、そのキリストが今度は多くの人々の注目を集めました。そのとき、ヨハネは「あの方は盛んになり私は衰える」と言ったのです。私たち個々の人生においても、自分の心を占める部分がキリストで満たされ、自分の人間的な思いが衰えて行くということは理想的な姿です。神は、私たち一人一人にご計画を持っておられます。神に出会い、神の手に握られて、神の器として整えられ、神の栄光を表わす歩みをさせていただくことが最も幸いなことです。
③神が遣わした方は神のことばを話される…この世の多くの人々は、「創造主などいない」という無神論的世界観を土台にして物事を考えます。そこから出てくるものは、地に属した地の言葉であり、それらの多くは作り事で成り立っているとも言えます。しかし、実際、この世界は創造主である真の神によって創造された神の被造物です。私たちは、被造物の立場から、創造主である真の神が語られている神のことばに従って生きることが最善であり、祝福への道です。神の御子イエス・キリストは、その神に遣わされ、神のことばを語られました。私たちは、キリストのことばに聞き従い、また、今度は、キリストに遣わされて、神のことばを証しする者となりましょう。

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