●5月28日礼拝メッセージ要旨(ヨハネ4:1~26)  

 ヨハネ4:1~26から、サマリヤの女という題でポイントを4つあげて学びましょう。
  ①わたしに水を飲ませてくさい…9節にありますように、当時、ユダヤ人はサマリヤ人と付き
合いをしませんでした。ですから、ユダヤ人として歩まれたキリストがサマリヤ人の女に「水を飲ませ
てください」と声を掛けることはありえないことでした。今日、イエス・キリストの福音は全世界に広がっ
ています。当時のユダヤ側から見たら、地理的にも民族的にも最も近いサマリヤ、そのサマリヤの一
人の女にキリストが声を掛け、世界宣教への最初の扉が開かれました。今日、クリスチャンも、この世
に対して、福音宣教のために一歩踏み込んで行くことが求められていると言えるでしょう。
 ②永遠のいのちへの水…キリストはサマリヤの女に、ご自分が与える水は「永遠のいのちへの水
がわき出る」と言われました。私たち人間は、潜在的に「永遠のいのち」というものを求めているので
はないでしょうか。クリスチャンならば、それがどういうことかを聖書から知るようになりますが、そうで
なくても、誰もが不老長寿を願うものです。現在、小笠原諸島の一角では、火山の噴火で西ノ島が
出現して、徐々に拡大を続けています。噴火が納まれば、やがて植物が生え、人も住めるようになる
かもしれません。今日、私たちが住む世界も、その元をたどれば、西ノ島と大きな違いはないでしょう。実際に近年、大きな地震があり、今後もどうなるかは誰も知りません。この地上は実に不安定
で、いつ何が起きるか分かりません。信仰の父と言われるアブラハムはヘブル11:10で「彼は堅い
基礎の上に建てられていた都を待ち望んでいたからです。その都を設計し建設されたのは神で
す。」と言われています。安住の地である天の御国、永遠のいのちがあります。私たちは、天の都を
待ち望み、永遠のいのちの希望を証ししましょう。
 ③あなたの夫を呼んで来なさい…サマリヤの女がその「永遠のいのちへの水をください」と言うと、
キリストは「あなたの夫を呼んで来なさい」と言われました。彼女は5回の結婚と5回の離婚を繰り返
し、今また別の男性と暮らしていました。永遠のいのちを受け取るには「罪の悔い改め」が必要という
7ことでしょう。私たちを罪の生活に誘う悪魔に従うのではなく、聖なる神のみことばに聞き従う者にえ
られる必要があります。
 ④霊とまことによる礼拝…サマリヤでは、ユダヤのエルサレムに対抗してゲリジム山(申命記11:2
9)が礼拝の場所とされていまた。しかし、キリストは、そういった場所にこだわらない、霊とまことに
よって父を礼拝する時が来ると言われました。昔も今も、二人でも三人でも、集まって祈るところか
ら、霊的復興が始まるのです。来来週はペンテコステ記念日です。集まるのをやめたりせず、ます
す、みことばと祈りに励みましょう。

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