●1月28日礼拝メッセージ(ヨハネ13:21~38)

   「新しい戒めを与えましょう」という題でポイントを三つあげます。
   ①イスカリオテ・ユダの裏切り…この場面は有名なレオナルド・ダ・ビンチによる「最後の晩餐」のモチーフになっています。絵の中では、24節のペテロがヨハネに「(裏切るのは)だれのことを言っておられるのか、知らせなさい。」と言っている場面が描かれていますが、イスカリオテ・ユダは、せっかく12弟子に選ばれながら、なぜキリストを裏切ったのでしょう。また、キリストは、そんなユダをなぜ弟子に選んだのでしょう。この後、ユダの代わりにマッテヤが選ばれる(使徒1:26)のですが、イスラエル12部族も、初期の部族名が、黙示録7章5~8節では、ダン族が抜け、マナセ族が加わっています。ローマ11:33に「ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう。そのさばきは、何と知り尽くしがたく、その道は、何と測り知りがたいことでしょう。」とあります。理解しがたいことを、なぜだろうと考えることも有益でしょうが、全知全能の神にお委ねするという方法もあります。
   ②新しい戒めを与えましょう…ユダがキリストを裏切るために外へ出て行ったとき、キリストは「互いに愛し合いなさい」と言っています。この後、キリストが十字架にかけられるために捕えられたあと、リーダー不在の弟子たちの間に混乱と分裂の可能性があり、それを食い止める必要があったからと思われます。「愛」というのは何か問題があって試されるものです。第一コリント13:4には「愛は寛容であり…」とありますが、愛し合うとは赦し合うことでもあります。また、率直に意見を交換できる関係を築き、その上での寛容ということが望ましいでしょう。今日、教会はキリストの体であり、天国の支店です。使徒2:46~47に「そして毎日、心を一つにして宮に集まり、家でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、神を賛美し、すべての民に好意を持たれた。主も毎日救われる人々を仲間に加えてくださった。」とあるように天国をこの地上に表わしていきたいものです。
   ③ペテロへの予告…群馬県草津で火山噴火が起き、警戒レベルが引き上げられましたが、噴火が起きる前にそれができなかったのかと思います。実際的には予知というのは難しいようです。キリストのペテロへの予告は、細部に至るまでズバリ的中しました。それだけではありません。聖書の預言は全て完全に的中していて、まだこれから起こることも必ず的中するでしょう。なぜなら、真実な全知全能の創造主の予告だからです。イザヤ46:10には「わたしは、終わりの事を初めから告げ、まだなされていない事を昔から告げ、『わたしのはかりごとは成就し、わたしの望む事をすべて成し遂げる。』と言う。」とあります。この世界が聖書のことばの通りになっていくのですから、私たちは、真の神を恐れ、この方の栄光を現わしつつ歩ませていただきましょう。

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