●6月21日(日)礼拝メッセージ要旨(ローマ11:11~24)

ここでは、神の選民ユダヤ人について言及しています。「彼らの違反が世界の富に」という題でポイントを3つ上げます。

①彼らの違反が世界の富に…そもそもユダヤ人とは何者なのでしょう。現在ユダ人は世界に約1400万人います。そのうち、イスラエルに在住しているユダヤ人は約600万人、その他のユダヤ人はアメリカ在住が飛びぬけて多く、あと、フランス、カナダ、イギリス、ロシア、その他多くの国々に在住しています。優秀な民族で、世界人口の0.2%なのに、ノーベル賞受賞者は総受賞者の20%も占めています。中東にあって唯一の民主主義国家で、今の日本より物事を自由に発言でき、政府批判をしてもお咎めなしです。科学技術立国であり、農業も盛んで日本にもフルーツを輸出しています。さて、ユダヤ人のルーツは、アダムから20代目のアブラハムです。アブラハムにイサクが生まれ、イサクにヤコブが生まれ、このヤコブがイスラエルという名に改名し、このイスラエルから生まれた12人の男子がイスラエル12部族となり、彼らの生きざまを通して、創造主なる神がご自身を現されるのです。時は、ローマ帝国の支配下に置かれたユダヤに聖なる神の御子イエス・キリストが降誕し、やがて公に人々の前に姿を現します。そして、神の国を説き、しるしと不思議を行ないますが、一方で、ユダヤ人指導者たちはキリストを妬み、憎み、十字架に引き渡し、ローマ兵によって殺されます。しかし、キリストは三日目に復活し、そこから、キリストの救いの福音がエルサレムから始まって世界中に広まっていきます。正にユダヤ人の違反、彼らの失敗が、世界の富となり、異邦人の富となったのです。

②根が聖ければ枝も聖い…ここでパウロはユダヤ人から始まったキリストの救いが異邦人に及んだことに対して、植物の接ぎ木(つぎき)に例えています。例えば、カボチャのつるにキュウリの枝を接ぎ木するとキュウリが実るようですが、その際、キュウリはカボチャの根から養分を得るのです。つまり、イエス・キリストの救いを受けた人は、ユダヤ人のゆえに恵みを受けたのですから、当然、ユダヤ人に敬意と感謝の心を持つべきで、彼らの救いと祝福を祈るべきです。

③信仰によって立っている…日本で「信仰」というとき、「鰯の頭も信心から」などということわざが物語るように、何でも信じればよいという気風があります。それはとんでもない勘違いです。結婚する相手は誰でもよいなどと思う人は一人もいません。信仰する対象はなおさらです。この世界を創造し、それを統べ治めておられる方、また、その方の御ひとり子として、世に現われ、十字架で命を差し出し、救いを示してくださったイエス・キリスト以上に真実なお方はいません。この方を拒否するか、信じて立ち上がるか、そこに私たち一人一人の人生がかかっているのです。

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