●2021年11月21日(日) 礼拝メッセージ要旨「キリストが私の内に生きておられる」

ガラテヤ2:1~21からです。今では、「キリスト教」は異邦人のものであり、ユダヤ人とは無関係に感じますが、パウロの時代当時は、むしろ、ユダヤ人からキリスト教は始まり、異邦人への宣教はこれからだったのです。ですから、いわゆるユダヤ主義の影響は小さくありませんでした。本日はポイント3つ上げていきます。

①異邦人の間で宣べ伝えている福音(2節)…MLBエンジェルスの大谷選手がMVPを受賞しました。受賞は全米野球記者協会の選ばれた30人の投票によるものです。しかも30票の満票だったとのことです。大谷選手は野球ファンの子どもたちを大切にし、球場に落ちているゴミを拾うなど、プレー以外でも評判が良いようです。全米の野球関係者に認められたということでしょう。さて、聖書です。最初に異邦人に宣教をしたのはペテロです。ペテロはカイザリヤのローマの百人隊長・コルネリオの一団に福音を宣べ伝え、彼らを救いに導きました。その後、パウロがバルナバを伴い、異邦人への宣教を開始しました。そして、パウロがエルサレムで、異邦人への宣教活動を報告すると、エルサレム教会の重鎮たち、ヤコブ、ペテロ、ヨハネらは、それを承認しました。そしてパウロたちは異邦人宣教、ペテロたちはユダヤ人宣教に召されていることを確認しました。

②「面と向かって抗議した(11節)」…ペテロは、アンテオケに行くとユダヤ主義者を恐れ、徐々に異邦人から離れるようになりました。パウロは、そのことで、ペテロに面と向かって抗議しました。ペテロは以前、キリストが捕らえられた時「キリストを知らない」と三度否認しました。そのことを悔改めたはずですが、今度は、ユダヤ主義者を恐れました。しかし、パウロは人を恐れず、立場的には自分よりも上のペテロに堂々と抗議しました。パウロは、人よりも神を恐れ、神に従ったのです。先日の11月19日に筆者はイズミティー21展示室で行なわれた創造科学セミナーに参加しました。進化論によると、ヒトの人体には退化器官があるとのことです。例えば、虫垂(盲腸)は、以前は進化の結果、退化した不要なものと言われてきましたが、現在、虫垂は大腸と小腸の間にあって、悪玉菌を除去する大切な役目を担い、今では切除しないようにしているとのことです。それから、お尻の尾骨は尾が退化したと言われてきましたが、退化どころか、大事な骨で、九つの尻の筋肉をつなぎ留め、無かったら日常生活すら出来なくなるとのこと。つまり、ヒトの体に退化器官などはなく、すべて創造主によって、必要として備えられているのです。科学が進歩し、進化論の怪しさが露呈しているにも拘わらず、進化論者が進化論を捨てないのは、結局、自分の社会的立場を失いたくないためのようです。

③「キリストが私のうちに生きておられる(20節)」…人は、律法を守ろうとする努力によって義とされることはありません。イエス・キリストを信じる信仰によって義とされます。そして、キリストを信じる者の心の中にはキリストが生きているのです。ヨハネ14:6には「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」とあります。イエス様によらなければ、完璧に律法を守っているとするユダヤ人でさえも、罪の赦しを得られることはありません。

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