●2022年12月18日(日)礼拝メッセージ要旨  

 来週12月25日はクリスマス礼拝です。本日はプレクリスマス礼拝と位置付け、クリスマスに因んだ個所から、「神は私たちとともにおられる」という題で、ポイントを3つ上げていきます。

1.ヨセフは正しい人であって…イエス・キリストの降誕について、マタイの福音書はヨセフに焦点を当てていて、ヨセフの系図が最初に出てきます。ルカの福音書はマリヤに焦点が当てられ、ヨセフの義父、つまり、マリヤの父親からさかのぼって、最初の人アダムまでの系図がルカ3章に出てきます。さて、乙女マリヤがヨセフと婚約中に、聖霊によって身重になります。ヨセフにそういったことが分かるはずもありません。彼は正しい人で、マリヤを晒し者にすまいと内密に去らせようとしました。こういった判断ができるヨセフは、やはり、神に選ばれた人と言えます。もちろん、ヨセフも完全な人ではありません。創世記6:9には「これはノアの歴史である。ノアは、正しい人であって、その時代にあっても、全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。」とあります。ノアも正しい人でしたが、箱舟がアララテ山に漂着し、船から出て最初にしたことは、主の前に祭壇を築き、全焼のいけにえをささげています。やはり、全能の神を恐れ、神の前に自らの罪の贖いを求めたのでした。

2.救い主→インマヌエル…マリヤが身重になったことで、ヨセフはどれだけ動揺したでしょうか。そんなとき、主の使いが夢でヨセフに現われました。ヨセフは主の使いから驚くべきことを聞きます。それは、マリヤが身重になっているのは、聖霊によるのであり、生まれる子は救い主であるということです。そして、その子はインマヌエルと呼ばれるのです。マタイ1:23はイザヤ7:14からの引用です。「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。)」とあります。イエス・キリストの救いは十字架と復活によるものです。一人の人が、その救いを信じ受け入れると、インマヌエルと呼ばれる聖霊がその人の心に宿るのです。全知全能で唯一の真の神を信じる者は、他人と自分を比較して妬んだり悩んだりすることを止めます。自分自身は創造主によって創造された唯一無二の存在であり、世界でたった一人の貴重な存在であることを疑いません。そして、それに加え、インマヌエル、イエス様によって与えられる聖霊様が共にいて、その人を助け、導き、揺るぎない自信をもたらしてくれるのです。

3.命じられたとおりにして…ヨセフが正しい人で、神に選ばれた人であることは間違いありませんが、ヨセフがもっと素晴らしいのは、主の使いから聞いた伝言を信じて、それに従ったことです。ローマ10:17には「そのように、信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。」とあります。私たちは、まず、聖書のことばを聞くことです。全ては、そこから始まります。でも、いつまでも聞くだけで満足していてはなりません。みことばを聞いたら、信じて従いましょう。来週のクリスマス礼拝ではバプテスマ式を予定しています。バプテスマは、神と人との前で、救い主イエス・キリストを信じて従うことを公に表明することです。これは、大きな従順への決断であり、祝福でもあります。北アメリカのロッキー山脈の頂上に降り注ぐ雨は、ほんのわずか、東にそれるか、西にそれるかで、一方は大西洋に流れ、もう一方は太平洋に流れ込むのです。それ以上に、救い主イエス・キリストを信じて従う道と、従わない道とでは、永遠の祝福か、または永遠の滅びか、この世においてもそれは始まって行き、後々、あまりに大きな違いがあるのです。

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