●2023年4月23日(日)礼拝メッセージ要旨

ヘブル人への手紙3:1~19からです。「最初の確信を終わりまでしっかり保つ」という題で、ポイントを3つ上げていきます。

①キリストはモーセにまさる…今日のキリスト者からすれば、キリストがモーセにまさるということは当然のことです。しかし、イエス・キリストを神の御子と認めないユダヤ人、イスラエル人にとっては「キリストはモーセにまさる」というのは抵抗を覚えることでしょう。ここで、モーセが行なったことを改めて振り返ってみます。モーセは、エジプトで奴隷となっていたイスラエル人を解放するために大きく貢献しました。そして、神から律法を授かりました。創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記の五巻、つまりモーセ五書はモーセの時代に整えられました。また、モーセは地上の誰にもまさって謙遜でした(民数記12:8)。そしてモーセは神と直接、口と口で語りました(民数記12:8)。確かにモーセは特別な存在ですが、この世界を創造し、神の民であるイスラエルとモーセを生かし、支えていたのは真の神であり、御子イエス・キリストです。そして、キリストはモーセ以上に神の家に対して忠実でした。第一テモテ3:15bには、「~神の家とは生ける神の教会のことであり、その教会は、真理の柱また土台です。」とあります。今日、イエス・キリストを信じて従う者には、聖霊が宿り、その人が神の神殿、また神の家となるのです。

②心をかたくなにしてはならない…この章では詩篇95:7~11が引用されています。その内容は、出エジプトしたイスラエル人の多くは、荒野で「水がない」と言って、つぶやき、モーセに激しく逆らったのです。そのため、彼らは約束のカナンの地に入ることは許されませんでした。今日も、私たちは、心をかたくなにせず、柔軟な心をもって、聖書のことばを受け入れるべきです。先日、テレビで面白いニュースを聞きました。大阪の洋菓子店で、ケーキにフランス風の名前を付けたのですが、その名前が「ホンマーニ・イヤー・サ・レール(ホンマに癒される)」、「グ・ルーグ・ル・マ・ワール(ぐるぐる回る)」、「カータ・クーテ(固くて)」などというユーモアに富んだものです。但し、ケーキそのものはちゃんとした立派なものだそうです。こういった柔らかい発想は、話題にもなってケーキも売れるでしょうし、世の中を明るくするのではないでしょうか。私たちの信仰生活も、大事なところは変えてはなりませんが、聖書のみことばに従い、明るく楽しく、いつも喜び、絶えず祈り、全てを感謝していきましょう。

③最初の確信を終わりまでしっかり保つ…エペソ6:12には「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。」とあります。この世界は、見えるものが全てではありません。むしろ、見えない霊が見えるものを支配しています。ヨブ記1章では、悪魔が真の神の前でヨブを訴えています。真の神、人間、悪魔、それらに関わる霊が見えない所で働いているのです。ですから、聖書の教えを知らないでいると、霊的なものなら何でも闇雲に崇めてしまい、恐れなくてもよいものを恐れてしまいます。黙示録12:10b~11a「私たちの兄弟たちの告発者、日夜彼らを私たちの神の御前で訴えている者が投げ落とされたからである。兄弟たちは、小羊の血と、自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った。」とあり、第一ヨハネ5:5には「世に勝つ者とはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。」とあります。難しいことはありません。悪魔に勝利するためには「私はイエス・キリストを神の御子と信じています。」と告白するだけです。そして、その信仰を終わりまでしっかりと保つために、毎週の礼拝に強い志をもって熱心に参加し続けることです。

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