●2024年8月18日(日)礼拝メッセージ要旨 

黙示録13:1~18からです。先週の12章では、キリストの降誕、その降誕のバックグラウンドと言えるイスラエル、そして、それらに敵対する悪魔(サタン)の存在、そして、今日、キリスト者にとっては霊的な戦いの中にある、そういったことを話しました。それで、本日は、そのうちの悪魔とかサタンと言われている存在について、深堀と言いましょうか、その特徴などについて見て行きましょう。

1.海から上がってきた一匹の獣…この、海から上がってきた一匹の獣は10本の角と7つの頭があり、その角に10の冠があります。前章12章に出て来る大きな赤い竜は、やはり7つの頭と10本の角ですが、頭に7つの冠があります。微妙に異なりますが、その赤い竜が獣に自分の権威を与えていますので、別々の存在ではあるのですが、結局、その出所は同じです。同じ悪魔の陣営に属していることに変わりはありません。さて、この獣の頭の一つが撃ち殺されますが、傷が直り、回復するので全地が驚いて獣に従い、権威を与えた竜を拝みます。獣は、42カ月活動する権威を与えられ、真の神に対して汚しごとを言い、神の民をののしります。こういったことは、特定の動きというよりも、悪魔の行動パターンと言えます。日本は、偶像礼拝大国とも言えます。仏壇、神棚、神社、また、そのほか無数の神々(偶像)の存在があり、それらを拝礼することが良いことであるかのように多くの人は思っています。しかし、Ⅰコリント10:20には「いや、彼らのささげる物は、神にではなくて悪霊にささげられている、と言っているのです。私は、あなたがたに悪霊と交わる者になってもらいたくありません。」とあり、偶像礼拝するということは、悪霊と交わるということであり、そうすることは、その人に幸いが及ぶのではなく、むしろ滅びに向かわせるということです。今の世は悪魔が支配しています。悪魔の配下にあって罪の道を歩むのではなく、そこから抜け出て、真の神の側に立ち、神のしもべとなって、むしろ悪魔に立ち向かう者となりましょう。

2.もう一匹の地から上がってきた獣…この、もう一匹の獣についてのキーワードは「小羊のような」です。小羊はイエス・キリストの代名詞でもあります。一見、キリストのように見えても「竜のようにものを言った」とありますから、所詮、中身は悪魔です。最初に出てきた獣よりも見分けがつきにくいということです。この小羊のような2本の角を持つ獣は、海から上がってきた最初の獣の権威を働かせたり、大きなしるしを行なったり、人々に獣の像を造らせ、その像を拝まない者を殺させたりしました。ヨハネ8:44bには「~悪魔は初めから人殺しであり、真理に立ってはいません。彼のうちには真理がないからです。彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。」とあります。結局、悪魔は初めから人殺しであり、偽りの父であって、そこから始まりそこに行き着くのです。目に見えない悪の霊がこの世で暗躍しています。悪魔の決定的な特徴を知り、惑わされないように十分に警戒しましょう。

3.その数は666である…16~17節には、悪魔(獣)は、あらゆる人々の右の手か額に刻印を受けさせ、獣の数字を持っていない者には物を売買できないようにさせた、とあります。日本では2022年6月1日より、ペットにマイクロチップの埋め込み義務化の法が施行されました。動物にマイクロチップというだけでも違和感があります。また最近問題となっているマイナンバーカードや様々なカードを誰もが持つ時代となりました。それらのことを総合して感じることは、時代が益々、この聖書の記事に近づいているということです。さて、「666」です。あくまでも、私個人の見解で「参考までに」ということですが、666という数字はⅠ列王記10:14に「一年間にソロモンのところに入って来た金の重さは、金の目方で666タラントであった。」と出ています。1タラントを34㎏で計算しますと、666タラントは22トン644㎏になります。当時、ソロモン王国はその周辺諸国と比べ、圧倒的な国力と経済力を誇っていました。ここから想像されることは、666の数字を持つ人物がやがて現われ、世界と経済を支配するということです。マタイ24:15、Ⅱテサロニケ2:9~10、ダニエル9:27などを総合的にまとめますと、やがて不法の人、荒らす憎むべき者と言われる人物が現われ、悪魔的な力によって世界を統治するようになるでしょう。彼は最初、人々に歓迎され、期待されますが、やがて独裁的に振る舞い、人々を支配し拘束するようになるでしょう。私たちは、悪魔の支配から逃れ、信仰と聖霊に満たされ、真の神と救い主イエス・キリストの側に立ち続けましょう。

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