●5月26日の礼拝メッセージ要旨(マタイ17:14~27)

 高い山から降りて来られたあと、また、その後、カペナウムでの宮の納入金に関しての記事などから、ポイントを三つあげて学びましょう。
  ①悪霊からの解放、病のいやし…てんかんで苦しむ息子が、他の弟子たちでは直らなかったと聞いたイエス様は、「不信仰な、曲がった今の世だ」と言われ、その子を連れて来るようにと言ってから、その子を直してあげます。マタイ10:1を見ますと、この時点で、弟子たちには悪霊を追い出し、病をいやす権威が与えられていたのでした。ルカ10:17では、70人が喜んで帰ってきて「主よ。あなた(イエス様)の御名を使うと悪霊どもでさえ服従します。」とあり、今日、イエス様を信じる私たちにも同じようにそういった権威が与えられています。もちろん、適切な状況判断のもとに、与えられた権威を健全に用いるということが前提になります。
  ②からし種ほどの信仰…弟子たちは、なぜ、自分たちには悪霊を追い出すことができなかったかと、イエス様に問います。するとイエス様は、からし種ほどの信仰があればどんなことでもできると言われます。最近、冒険家の三浦雄一郎さんが最高齢でエベレスト登頂に成功しました。三浦さんは、普段から「できない理由を考えるのではなく、出来る理由を考える」とのことです。主は、私たちが、神のみこころを積極的に行なって神の栄光を現わすことを望んでおられるのではないでしょうか。但し、マタイ17:21には「祈りと断食」ということが記されています。行動する前に祈り深く備えることも必要です。
  ③宮の納入金…霊的なことばかりに関わっておられるイエス様が、宮の納入金のことで、問答されるということは、私たちにとっては慰めです。この世に暮らしている限り、私たちには、そういった税金、健康のことや諸問題で、色々と悩まないで済むということはありません。でも、ここで、イエス様も、宮の納入金のことで、弟子と一緒に解決の道を探ったように、今日、私たちの悩みを一緒に心配してくださるのです。第一ペテロ5:7にあるように、私たちは思い煩いを主に委ねましょう。

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