●7月6日礼拝メッセージ要旨(マルコ5:1~20)

 イエス様一行が舟で向こう岸のゲラサ人の地へ行き、そこで悪霊につかれた人を解放した記事から、ポイントを三つあげて学びましょう。
 ①聖書が語る霊的世界…最近、福岡県の某高校の生徒が、由緒正しいと言われている神社に遠足に行って、「悪霊をテイクアウトした」というニュースがありました。別のメディアでは、「集団ヒステリーが起きた」としていました。遠足から帰った女生徒たちが集団で異常な状態となり男性の言葉を語るなどしていたということですが、聖書をまともに信じている人にとっては、何が原因かを説明するまでもないでしょう。申命記18:10~11、第一コリント10:19~20を見ますと、占い、まじない、呪術、霊媒、偶像礼拝などは結局、悪霊との関わりであり、聖書はそれらの行為を厳しく禁じています。しかし、もし関わってしまったのなら、イエス・キリストの御名によって、悔い改めて、悪霊との関係を断ち切ることが肝要です。
 ②なぜイエスに去るように願ったのか…ゲラサの人々はイエス様に去ってくれるようにと願いました。2000匹の豚を失うことよりも、一人の魂の解放を喜ぶような地域ではなかったのでしょう。10節には、悪霊どもが「この地方から追い出さないでください。」と懇願しています。つまり、この地は彼らが住みやすい、彼らに愛される地だったのです。本来なら、悪霊ではなく聖霊様に愛される地とならねばなりません。私たち個人としても、イエス様が去ることを願うのではなく、いつも共にいてくださることを願い求めてまいりましょう。
 ③イエスを証しする…解放された人は、イエス様のお供をしたいと願い出ましたが、イエス様は、家に帰って証しするようにと言われます。レギオンと呼ばれる無数の悪霊に支配されて狂っていた人が正気になりました。大きな奇跡です。しかし、今日、最大の証しはイエス様の十字架と復活による救いです。イエス様が私たちのためにどんなに大きなことをしてくださったか、わたしたちは、このことの証人として召されているのです。

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