●2月22日礼拝メッセージ要旨(マルコ13:1~13)

三つポイントをあげて学びましょう。
①エルサレムの神殿…弟子の一人がエルサレムの神殿を見て、「なんと見事な建物でしょう。」と感嘆の声を上げています。この当時の神殿は、第二神殿でもありますが、ヘロデ王が改築したのでヘロデ神殿とも呼ばれています。第一神殿はソロモン王が建立し、その後、BC586年にバビロン捕囚時に破壊されたものの、その70年後のペルシャ王クロスの時代にユダヤ人帰還民によって再建されます。それから時を経て、キリスト降誕後の70年後、AD70年に再びヘロデ神殿は破壊され今日に及んでいます。現在、嘆きの壁とも言われる西壁で多くのユダヤ人たちが祈りを捧げていますが、彼らは当然、第三の神殿の存在を願っていることでしょう。マルコ13:14に「荒らす憎むべき者が自分の立ってはならない所に立っているのを見たならば~」とあるように、いつの日か、第三神殿に立って、自分こそ神であると宣言する人物が現われるのです。その後に、キリストの再臨があります。しかし、その第三神殿は今のところ存在していません。今後、エルサレムの神殿に関するニュースに私たちは注視しつつ、主の再臨のときを待ち望みましょう。
②人に惑わされない…オレオレ詐欺などの被害は一向に衰えません。詐欺を仕掛ける側も巧妙になっているようですが、被害にあわないように注意が必要です。6節には「わたしの名を名乗る者が大ぜい現れ」とありますが偽キリストを見極めるために最も有効な方法は、本物のキリストをよく知ること、つまり、聖書をよく読むことです。特に14節の「荒らす憎むべき者」にはサタンによる不思議としるしが伴うので、よく見分けなければなりません。
③福音があらゆる民族に…日本は戦後70年を迎えました。この東北地方の太平洋側の海沿い地域は、大津波の被害を受けました。震災後、多くのクリスチャンボランティアが入って来られ、その効果も大いにあったのでしょう。あちらこちらに新しい働きが始められたり、新たに教会が生み出された地域もあります。しかしながら、目に見えるような大リバイバルをまだ見てはいません。また、刻々と状況は変わっていきますが、福音そのものは変わりません。状況に応じながらも、一人一人との関わりの中で、変わらない福音を、深く浸透させていきましょう。

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