ルカ1:26~56から、ポイントを三つあげて学びましょう。
①神にとって不可能は一つもない…乙女マリヤに御使いガブリエルが現われ、聖霊によって男の子が生まれること、また、その子は神の子であることを告げます。まだ、結婚していない処女が聖霊によって子を産むこと、普通では決してありえないことです。しかし、よく考えてみますと、普通に男女が結婚して子が生まれるということ自体も単なることではなく、不思議で奇跡的なことではないでしょうか。乙女マリヤの奇跡は、奇跡のための奇跡ではありません。多くの人の救いのため、真理のための奇跡です。第二コリント13:8には「私たちは、真理に逆らっては何をすることもできず、真理のためなら、何でもできるのです。」とあります。真理のため、神の栄光のために行動する時、そこに奇跡を見ることがよくあるものです。
②おことばどおりになりますように…御使いガブリエルのことばに、最初はとまどっていたマリヤでしたが、その意図を理解すると、心を定めて、御使いのことばを気持ちよく受け入れます。ザカリヤの場合は、しるしを求めたゆえに話すことができなくなりましたが、そのこととは対照的です。聖書の中には、マリヤのように、自分の進むべき道を思い切って決断し、神に従った女性たちがいます。イサクの妻となるため、即決で親元を離れたリベカ、イスラエルの斥候と契約を結んだエリコのラハブ、彼女たちは、神を恐れ、神のことばに従順に従うことを決断したのです。
③主のことばは必ず実現すると信じた人はなんと幸いでしょう…マリヤのあいさつのことばを聞いたエリサベツは、聖霊に満たされて、このことばを語りました。主のことばは必ず実現します。今日、世界情勢をみるとき世界平和実現は益々困難になっています。また、自然界においては、地震、火山、異常気象など、落ち着く暇はありません。マタイ24:7でイエス様がこの世の終末に関して「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。」と言われたことばどおりになっています。「儲」という字は信+者です。みことばを信じる者が結局、儲けることができるのです。どのくらい儲かりますか?罪の赦し、永遠のいのち、生きる目的が与えられ、空しい人生から解放されて、充実した最も幸いな人生を過ごすことができるのです。たとい立派な墓を作っても、そこでどうやって暮らしますか?この地上で最も幸いな体験よりもはるかに優る永遠の天の御国をめざす生涯を進んでまいりましょう。