●1月27日(日)礼拝メッセージ要旨(使徒の働き9:32~43)

アイネヤとタビタの奇跡」という題で3つのポイントをあげていきます。
①アイネヤのいやし…エルサレムを拠点として、あちらこちら巡回していたペテロはルダに下り、8年間中風で床に着いているアイネヤに出会います。ペテロが「アイネヤ。イエス・キリストがあなたをいやしてくださるのです。立ちあがりなさい。そして自分で床を整えなさい。」と言うと、アイネヤはただちに立ち上がりました。この場面はキリストが、ベテスダの池で38年間病気で臥せっている人を立ち上がらせた記事を思い出させます。ペテロの信仰はもちろんですが、このとき、アイネヤの信仰も、この奇跡が起きるために作用したのではないかと考えられます。このあと、ルダとサロンに住む人々はみな、アイネヤを見て主に立ち返りました。今年、当教会でも信仰によって奇跡が起き、多くの人が主イエス・キリストに立ち返ることを期待して祈ってまいりましょう。
②生き返ったタビタ…このタビタは女の弟子と記されていて、「多くの良いわざと施しをしていた」とありますので、それ相当に主の働きに用いられていたと思われます。しかし、タビタは病気で死に、屋上に安置されていました。彼女のことで悲しんでいた人たちは、ペテロが近辺にいることを知り、ペテロをそこに連れてきました。ペテロは皆の者を外に出し、跪いて祈ったあと「タビタ。起きなさい。」と言うと、タビタは目を開け、起き上がりました。キリストが会堂管理者ヤイロの家に行き、ヤイロの娘を生き返らせたとき、やはり、その場所から娘の両親とお連れの者以外の人々を外に出しました。マタイ18:20には「二人でも三人でも、わたしの名によって集まる所には、わたしもその中にいる」とあります。今日、教会の素晴らしいところは、正にイエス・キリストの名によって集まっていることです。教会には聖霊様によってキリストがおられます。さて、タビタの奇跡によって、ヨッパの多くの人が主に立ち返りました。こういったリバイバルが今年、当教会にも起こりますように。
③皮なめしのシモンの家…この後、ペテロはカイザリヤのコルネリオの所に遣わされます。その前に、ペテロはヨッパの皮なめしシモンの家に滞在しました。そのことは、ペテロの異邦人宣教の足掛かりとなったのです。これは推測ですが、たぶんシモンは信仰上、動物の皮を扱う自分の職業のことで悩み、ペテロを家に招いて相談をしたのかと思います。今日、私たちは、その人の国籍、職業、地位、財産、学歴、能力、容姿などによって、人を偏って見てしまうところがあるのではないでしょうか。しかし、第二コリント5:16には「ですから、私たちは今後、人間的な標準で人を知ろうとはしません。かつては人間的な標準でキリストを知っていたとしても、今はもうそのような知り方はしません。」とあります。その人がキリストのうちにあるかないか、そのような視点を持って、人々を愛し、福音を届けましょう。

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