●4月7日メッセージ要旨(使徒の働き13:13~41)
「ピシデヤのアンテオケで」という題で、3つの段落からお話しします。 
①13~15「キプロスのパポスからピシデヤのアンテオケへ」…13:2では「バルナバとサウロ」となっていますが、13:13では「パウロの一行」となっています。事実上、このあたりからパウロがリーダーとなって世界宣教が進められて行ったと言えます。使徒の働きの記事を把握する上で、パウロは第一次、二次、三次伝道旅行をしていますが、この時は第一次伝道旅行の途上です。第二次、三次に比べ、地理的に近距離ですが、後の伝道旅行のための土台となったことでしょう。しかし、同行していたマルコが一行から離れてエルサレムに帰ったということで、それだけ厳しい旅行だったのかもしれません。パウロたちの宣教方法として、基本的にユダヤ人会堂に入り、そこで福音を伝えています。福音宣教がユダヤ人から異邦人へ移行する過渡期にあり、まだユダヤ人に福音宣教が満たされていなかったこと、そして、もう一つは、聖書の知識の土台のあるユダヤ人たちに伝えやすいということもあったのでしょう。今日、私たちも、福音に対して心を開いている人に伝えるということは賢明であると言えます。また、人間関係において、信頼を得ている人に伝えるということも有効です。 
②16~25節「パウロの説教=イスラエルの歴史」…パウロ一行が安息日にユダヤ人会堂に入っていると、会堂管理者たちが彼らに「奨励のことばがあったらお話しください。」と言ったのですから、正に願ったり叶ったりです。パウロが、それを受けて話し出します。イスラエルの大まかな歴史についてです。エジプトに滞在して強大になったイスラエル。出エジプト後、40年の荒野の生活。そしてカナンの地に入り、七つの民を滅ぼし、サムエルの時代に初代サウル王が立てられ、彼が退けられると、ダビデ王が立てられます。このダビデ王のときに、神は彼の子孫から永遠の王が起こされると約束されます(第一歴代誌17:11~12)。それがイエス・キリストのことであり、キリストが現われる直前にはイザヤ40:3で預言されていたバプテスマのヨハネがキリストを迎える心の準備をさせた、そういったことを語ります。ここまで聞いただけでも、説得力のあるメッセージだったと言えます。ユダヤ人にはユダヤ人向けに、そして、今日、私たちは日本人宣教の為に遣わされています。日本人の心に響くような言葉と知恵を用いて福音を届けてまいりましょう。
③26~41節「パウロの説教=イエス・キリストの救い」…パウロの説教はイエス・キリストの十字架と復活に向けられます。まず、キリストは死罪に当たるような何の罪も無かったということ、そして、復活についてです。ダビデのミクタム、詩篇16:10を引用します。ダビデは長寿を全うして確かに死んだけれども、この詩篇16:10で「よみに捨て置かれなかった」のは誰かということです。この預言がイエス・キリストによって成就したということをパウロは語っているのです。そして、罪の赦し、義と認められるのは、この方によると言っています。最後に、ハバクク書1:5を引用し、当時、エルサレムが破壊され、バビロン捕囚が起こるなどとは信じられなかった人々に悲劇が襲ったようなことが起こらないように気をつけなさい、と警告しています。イエス・キリストの再臨の時が近づいている今日、私たちにも当てはまるメッセージです。

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