●2025年7月6日(日)礼拝メッセージ要旨 

創世記29:1~35からです。いよいよヤコブがハランに到着し、ラケルに、そしてラバンに出会い、結婚もします。「ヤコブとラバンの娘たち」という題で、ポイント3つ上げます。

1.「神の不思議(摂理)」…ベエル・シェバからハランまで地図上の直線距離は約700kmです。仮に1日の移動距離が70kmとすれば、徒歩で10日ほどは要するでしょう。ヤコブはハランの井戸の側にいると、そこへラバンの娘ラケルが羊の群れを連れてやってきました。この場面は、アブラハムがその僕を遣わしたとき、やはり井戸の側で待っていると、そこにリベカがやってきたことと重なります。遠くから来て、井戸の側で佇んでいると、そこにいきなり当事者が来るのですから、正に神の不思議であり、神の摂理とも言えます。先月6月には、筆者の自宅に二組の方々に宿泊していただきました。現在の自宅建物が出来て今年で10年目になりますが、以前一度音楽アーティストの方に泊まっていただいたくらいで、ひと月の間(10日の間隔で)に二組、しかもその二組共、筆者の母教会のメンバーだった方々です。神の不思議を思います。さて、ラケルに会ったヤコブは声を上げて泣き、自分がリベカの子であることをラケルに告げると、すぐラバンが来て、ヤコブを家に迎え入れます。ルカ12:6には「五羽の雀は二アサリオンで売っているでしょう。そんな雀の一羽でも、神の御前には忘れられてはいません。」とあります。マタイ10:29では「二羽1アサリオン」です。つまり、五羽の場合は一羽おまけということのようです。そんな一羽の雀さえも全能の主の前に忘れられてはいないのです。

2.「朝になってみるとレアだった」…ラケルと結婚し、祝宴の翌朝、なんと隣にいたのはラケルではなく、姉のレアでした。ヤコブはラバンに抗議すると、「我々のところでは長女より先に下の娘をとつがせるようなことはしない」と返ってきました。そしてラバンは「婚礼の週を過ごせば、あの娘もあなたにあげよう。その代わり、あなたはもう七年間私に仕えなければならない」と付け加えます。ヤコブはまんまとラバンの計略にはまってしまいました。と同時にヤコブは、かつて兄エサウに変装してイサクからの長子の特権の祝福を横取りしたことを思い出したのではないでしょうか。ガラテヤ6:7には「思い違いをしてはいけません。神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。」とあります。良い種を蒔けば良い実を収穫し、悪い種を蒔けば悪い実を収穫するでしょう。またローマ12:17には「 だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさい。」とあります。誰かを憎んだり恨んだり、仕返ししたりされたりするような肉的な世界観から抜け出し、どこまでも善に生きる者であり続けたいと思います。

3.「ルベン、シメオン、レビ、ユダ」…そののちヤコブは、結果的に四人の妻を持つことになります。まずレアからルベン、シメオン、レビ、ユダが生まれます。次にラケルの女奴隷ビルハからダン、ナフタリ。そして次にレアの女奴隷ジルパからガド、アシェル。再びレアからイッサカル、ゼブルン。ラケルからヨセフ、ベニヤミン、計12人の息子が生まれ、後のイスラエル12部族となります。また、創世記を最後まで読むと、この中ではラケルの子ヨセフが奴隷として売られるものの、パロ王の前で夢を解き明かし、パロ王の次の位に一気に上り詰めます。しかし、聖書全体から見ると、ダビデ王とイエス・キリストの系図の祖先となったのはレアの子ユダです。エジプトでヨセフが「ベニヤミンを人質として置いていけ」と言ったとき、ユダは父ヤコブを悲しませないために、それを止め、自分が身代わりになると言いました。Ⅱコリント4:18には「私たちは、見えるものにではなく、見えないものにこそ目を留めます。見えるものは一時的であり、見えないものはいつまでも続くからです。」とあります。私たちは、この世の見えるものに対して必要以上に執着せず、見えないもの、永遠に続くものにこそ目を留め続けていきましょう。

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