●2025年8月3日(日)礼拝メッセージ要旨 

創世記33:1~20からです。「ヤコブとエサウの抱擁」という題でポイント3つ上げていきます。

1.「ヤコブとエサウ、再会の抱擁」…ヤコブは前章32章で、ペヌエルの経験をしています。つまり、ヤコブは一晩中、神の人と格闘し、もものつがいを打たれて、足を引きずるようになったものの、祝福を受け、それまで自分の中に持っていた何か余分な力が抜けたのではないかと思われます。しかし、現実的には、エサウが400人の者たちを引き連れて自分たちの方へ向かって来ています。やはりヤコブは万が一のことを考えて、列の順番などを配備し、今度は自分が先頭に立って進みます。そして、エサウが近づくまでに七回も地に伏しておじぎします。そして、エサウは走り寄ってヤコブを抱き、口づけし、二人は泣きます。めでたし、めでたしと言いたいところですが、普通の兄弟関係ならば、一方が400人を引き連れて来ることはないでしょう。また、弟とは言えども兄に対して七回も地に伏しておじぎはしないでしょう。それだけヤコブにとってエサウは何をするのか分からない人物、言うなれば「信頼できない相手」だったことは間違いないところでしょう。かつてエサウは、ヤコブに対して長子の特権を売ったはずですが、そんなことは全く無かったことにしています。また、イサクからの祝福をヤコブに奪われたときは、「ヤコブを殺そう」と言っています。ガラテヤ書5:22~23には、御霊の実は「愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制」とあります。クリスチャンは、人に対しても神に対しても信頼される人でありたいものです。そのためにも、この9つの御霊の実を結ぶ人とならせていただきましょう。

2.「贈り物」…ヤコブと抱擁したあと、エサウは家畜の一団を見て「これはどういうものなのか?」と尋ねます。するとヤコブは、エサウへの贈り物であると言います。創世記32:13~15によると、それは、雌ヤギ200頭、雄ヤギ20頭、雌羊200頭、雄羊20頭、乳ラクダ30頭とその子ラクダ、雌牛40頭、雄牛10頭、雌ロバ20頭、雄ロバ10頭、合計頭数はなんと500頭(以上)です。これは、ヤコブの持ち物の一部であって、それでも物凄い頭数です。ここでちょっと面白いのは、エサウが引き連れてきた400人があながち無駄ではなかったのかもしれません。500頭を連れていくのに400人も多すぎるかもしれませんが、それでも家畜のほうが100頭多いのですから、400人の仕事があって体裁は良かったとも言えます。先日、大崎地方で水不足、鳴子ダムの水位が0%というニュースがありました。日照も雨も空気も食べ物も、天の神様が恵みをもって与えてくださっています。そして、この世界の創造主である真の神は、最高の贈りものとして、私たち人間の罪の代価を支払うための救い、すなわち、神のひとり子イエス・キリストをこの世に送ってくださいました。

3.「スコテからシェケムへ」…この後、エサウがヤコブと一緒に行こうとしますが、ヤコブはやんわりとそれを断り、一旦、スコテ(ヨルダン川東岸)に家や小屋を建てて住みます。その後、ヨルダン川を渡り、シェケムで宿営します。シェケムは祖父アブラハムが最初に祭壇を築いた場所(創世記12:5~7)です。そして、この後、ヤコブとエサウは、父イサクが死んだとき、その埋葬のために出会っています。彼ら二人を長い目で追ってみますと、ヤコブは言うまでもなくイスラエル人の先祖で、神の御子イエス・キリストは、ヤコブの子孫であるダビデ王家の家系を通して世に来られました。エサウはエドム人の先祖、キリスト降誕時のユダヤを支配していたヘロデ王家の先祖です。ヘロデ大王はユダヤ人懐柔策の一環としてヘロデ神殿(第二神殿拡大建て替え)を建設しましたが、キリスト降誕時にベツレヘムと近辺の二歳以下の男の子を皆殺しにしています。オバデヤ書はエドム人に対する預言書です。同1:10には「あなたの兄弟、ヤコブへの暴虐のために、恥があなたをおおい、あなたは永遠に絶やされる。」とあり、エサウの肉的な性質は末代まで受け継がれたということなのでしょう。ヤコブはエサウとは違い、祖父アブラハムに倣って、シェケムで祭壇を築き、そこで礼拝をささげています。

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