2012.7.4祈祷会メッセージ要旨(詩篇86:1~17)

表題に「ダビデの祈り」とあります。この詩篇の四つの段落の最初のことばはすべて祈りの文言です。この詩篇の本音と言いましょうか、一つのポイントが現われている節は14節でしょう。ダビデは自分に敵対する者たちによって様々な圧迫を受け、その解決を願っているのです。しかし、ダビデは、単に、問題解決を願っているのではなく、「私の心を一つにしてください。御名を恐れるように。(11節)」と、自分自身が神の側についていなければならないということを認識しています。神から離れた生活をしていて、願い事のあるときだけ神に祈るという姿勢は神に受け入れられません。14節の末尾では「彼らは、あなたを自分の前に置いていません。」とあり、逆にダビデ自身は、詩篇16:8で「私はいつも、私の前に主を置いた。」と言っているように、いつも主とともに歩むということに心を向けています。私たちの生活の中では、誰であれ、物事がうまくいくこと、またハッピーであることを求めます。でも、その前に、自分は天の神様と心一つになっているか、主を、そしてイエス様を自分の前に置いているかどうかということが問われなければなりません。そして、最後の17節で「私に、いつくしみのしるしを行なってください。そうすれば、私を憎む者らは見て、恥を受けるでしょう。」と祈っています。全知全能の聖なる神と共に歩む人、その人の祈りに主が答えられて、主の御名があがめられますように。

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