●2022年3月13日(日)礼拝メッセージ要旨…「御霊の一致を保ちなさい」

エぺソ人への手紙4:1~16から、「御霊の一致を保ちなさい」 という題でポイント4つ上げていきます。

①御霊の一致を熱心に保ちなさい…筆者が住んでいる住宅の西側に広がっている田んぼに、毎年のように白鳥の群れが来ています。時々、近所の方が白鳥にエサをあげているのを見ます。先日、私の妻もエサをあげたとのことです。そのとき、エサをもらえなかった白鳥が、もらった白鳥に対して怒ってクチバシで軽くつついたとのことでした。白鳥の世界も人間の世界と似ていると思いました。コロサイ3:13には「互いに忍び合い、だれかがほかの人に不満を抱くことがあっても、互いに赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたもそうしなさい。」とあります。もちろん、問題があったら建設的な意見を出し合って改善のために努力すべきでしょう。イエス・キリストを信じる信仰によって集められたキリストのからだなる教会は、一つであり、既に一致が与えられています。ポイントは、既に与えられている一致を保つことです。謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに忍び合い、平和のきずなで結ばれて、御霊の一致を熱心に保ちましょう。

②キリストの賜物…7~8節には、少々不思議なことが書いてあります。それは、キリストが十字架で死なれ、復活し天に昇られたとき、「多くの捕虜を引き連れ、人々に賜物を分け与えられた」と言っているのです。その結果、今、地上に存在するキリストのからだなる教会、そこに集う人々に賜物が与えられ、使徒、預言者、伝道者、牧師、教師などが立てられているのです。先日の3月11日(金)午後7時より当教会を会場にして、リバイバルミッション主催にて「励ましの歌とみことばの夕べ」が開催されました。関西と中部地方から、六名のチームで来られました。こちらの地元からは、中野小学校元校長の伊藤兄が3.11大震災当時の証しをされました。司会、賛美、証し、メッセージ、そして音響と、この度は、YouTube配信の奉仕がありました。それぞれに神が与えて下さっている賜物が用いられ、キリストのからだなる教会の縮図を見るようでした。

③キリストのからだを建て上げる…何のために教会に賜物が与えられているのでしょうか。それは、キリストのからだなる教会が建て上げられるためです。キリストを信じて救われる人が起こされ、次に、救われた人が成長し、さらに、霊的に大人になって、キリストの満ち満ちた身丈にまで達するためです。ヘブル5:13~14には「まだ乳ばかり飲んでいるような者はみな、義の教えに通じてはいません。幼子なのです。しかし、堅い食物はおとなの物であって、経験によって良い物と悪い物とを見分ける感覚を訓練された人たちの物です。」とあります。霊的なことを見分け、教えの風に吹き回されないようにしなければなりません。そのことは、本当に教会を建て上げるために役立っているのか、それとも、人受けするだけでキリストの救いを遠ざけているものもあります。そのあたりを見分ける目を持った大人のクリスチャンとして成長させていただきましょう。

④愛のうちに建てられる…教会を建て上げるためにはイエス・キリストの福音宣教が不可欠です。しかし、福音宣教の仕方は大上段に構えるばかりが能ではありません。この世のフェイクニュースや偽りの教えに翻弄されている人々に福音が伝わっていくためには、愛をもって真理を語っていかねばなりません。愛は寛容であり、愛は親切です。キリストのからだなる教会は、愛によって結び合わされ、成長し、愛のうちに建てられるのです。

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