●2022年4月17日(日)礼拝メッセージ要旨

イースター(復活祭)に因んで「空っぽの墓」という題で、マタイ28:1~10から、復活祭のメッセージです。

①空っぽの墓…ローマ兵たちはキリストが葬られた墓の番を厳重にしていましたが、主の使いが現われ、墓の封印は簡単に破られました。番をしていた兵たちは恐ろしさのあまり、気を失っていましたが、彼らはその後、ユダヤの祭司長たちの所に行き、それらのことを報告しました。すると祭司長たちは、兵士たちに多額の金を払い「自分たちが夜寝ていると、弟子たちがキリストの体を盗んで行った」と言うように告げます。昔も今も自分の利益のためにフェイクニュースを拡散する人がいます。しかし、世の中に事実は一つです。イエス様は確かに復活し、墓は確かに空っぽになったのです。私たちは、世にはびこるフェイクニュースに惑わされることなく、真実を求めて生きるべきです。

②復活したイエス様…マグダラのマリヤと他のマリヤはキリストのお体に油を塗りに行こうと考えていました。しかし、墓に着くと、み使いに出会い、キリストが復活したことを聞きます。(※別の福音書では、女たちはみ使いに出会う前に墓に主のお体が無いことを確認して、ペテロたちに告げ、そのあとでみ使いに出会い、さらにキリストに出会っています。)そして今度はキリストに出会い、「恐れてはいけません」と言われたのです。今から46年前、1976年4月25日に筆者の母親が亡くなりました。(筆者は、その次の日の4月26日にイエス様を心に迎え入れました。)自宅で納棺式のとき、牧師先生がヨハネ14:1節~6節(たぶん)を読みました。その1節の「心を騒がしてはなりません」というみことばが私の心に入ってきました。6節には「わたしが道である」とあります。イエス・キリストは死者の中から復活し、信じる者のために天国への道を備えられたのです。そして、第一コリント15:20には「しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。」とあります。つまり、復活の先がけとなったのです。今日、私たちも、子供のように素直な心でイエス様を信じ受け入れるならば、イエス様と同じように復活の体に与り、たとい死んでも生きるのです。

③ガリラヤに行きなさい…復活したキリストに最初に出会ったのはマグダラのマリヤです。彼女はかつて七つの悪霊に憑かれていました。つまり、身も心もボロボロだったのです。しかし、イエス様によって解放され、新しくなり、誰よりも主を愛し、行動したのです。さて、キリストは元々ガリラヤで宣教を開始しました。そして、死者から復活したキリストは、弟子たちにガリラヤに行くように言われました。マタイ4:15~16には「ゼブルンの地とナフタリの地、湖に向かう道、ヨルダンの向こう岸、異邦人のガリラヤ。暗やみの中にすわっていた民は偉大な光を見、死の地と死の陰にすわっていた人々に、光が上った。」とあります。この当時、ガリラヤは見下げられたような地でした。しかし、主は、そういった地に目を留められ、復活後、またその地に行かれ、そこで弟子たちに大宣教命令を授けています。私たちにとって大事なことは、神に立ち返り、マグダラのマリヤのように、また11人の弟子たちのように神に従って行くことです。

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