●2022年5月15日(日)礼拝メッセージ要旨

ピリピ2:1~14から「へりくだりなさい」という題でポイントを3つ上げて行きます。

①一致を保ちなさい…日本は大和(やまと)と呼ばれていました。和を重んじるということですが、それはお上(かみ)に逆らわないという意味での和です。生き生きとした組織であるなら、例えば、会議が行われたら自由闊達に議論され、良いアイデアなら、それがその組織に反映されていくでしょう。教会で行われる会議なども、基本的には、そのようであるべきです。但し、その際、キリストの愛がそこを支配することが望ましいでしょう。そして、「信仰の一致と神の御子に関する知識の一致(エペソ4:13)」とあるように、聖書のことばを土台として、会議の結論が「キリストのみこころを行なう」ということで一致するのが理想です。実際的には、そういった理想から外れることがあるかもしれませんが、少なくとも、そこを目指すべきでしょう。

②互いにへりくだりなさい…イエス・キリストは弟子たちの足を洗いました。そして、十字架の死にまでも従われました。それゆえに、神はキリストの名を高く上げました。アメリカ元大統領のジミー・カーター氏は、大統領を辞めた後も、北朝鮮やキューバに行き、平和のために多大な貢献をしました。それゆえにノーベル平和賞を受賞しています。また、カーター氏は福音的な教会に所属する熱心なクリスチャンで、毎週、教会の礼拝に出席に、日曜学校で子供たちに教えています。現在98歳です。彼は謙遜に神に仕え、神の栄光を現わしています。箴言18:12には「人の心の高慢は破滅に先立ち、謙遜は栄誉に先立つ。」とあります。私たちも、天の神からの朽ちることのない栄冠のために、謙遜に神と人とに仕えてまいりましょう。

③自分の救いの達成…「救い」は、行ないによらず恵みにより、ただ、イエス・キリストを信じる信仰によります。使徒16:31には「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」とあり、「ローマ10:13には「主の御名を呼び求める者は、だれでも救われる」とあります。但し、このピリピ2:12で語られている「救いの達成」とは、自分に与えられた使命を全うするということでしょう。第二テモテ4:7でパウロは「私は勇敢に戦い、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。」と言い、自分の身に殉教のときが迫っていることを察知し、正に自分自身の「救いの達成」に励んできたということを告白しているのです。モーセはミデヤンの地に住んでいましたが、80歳で、神に召され、エジプトに遣わされ、同胞イスラエル民族の救出のために立ち上がり120歳まで仕えました。ピリピ2:13には「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。」とあります。神は私たち一人ひとりの心に語りかけ、その思いを与え、そしてそれを達成することができるように助けてくださるのです。

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