●2023年4月16日(日)礼拝メッセージ要旨  

ヘブル人への手紙2:1~18からです。「こんなにすばらしい救いを」という題で、ポイントを3つあげていきます。

①こんなにすばらしい救いを…1節では、「私たちは聞いたことを、ますますしっかり心に留めて、押し流されないようにしなければなりません。」と言っています。マタイ13章、マルコ4章には四つの種の例え話があります。道端に落ちた種、土の薄い岩地に落ちた種、いばらの中に落ちた種、どれも成長できませんでした。しかし、良い地に落ちた種は成長し、百倍、60倍、30倍の実を結びました。私たちは、聖書のことばを素直に受け入れて、多くの実を結ぶ者とならせていただきましょう。かつて私たちは、この世の教えに従い、人間は偶然に生まれて何の目的もなく生きていると考え、死の解決もないという状態でした。しかし、今は、イエス・キリストを信じる信仰によって、平安と喜びと永遠のいのちを受けました。こんなにすばらしい救いをないがしろにすることは愚かです。ヨハネ3:18には「御子を信じる者はさばかれない。信じない者は神のひとり子の御名を信じなかったので、すでにさばかれている。」とあります。信じない者にならないで、信じる者になりましょう。

 ②万物の存在の目的と原因…6~8節は、詩篇8篇から引用されています。神は人間を、この世界の被造物を支配するようにされましたが、今もそれは実現していません。但し、元はと言えば、万物を創造し、支配しておられる方であるイエス・キリストが、人となってこの世に来てくださいました。そのキリストは、多くの人を義とするために十字架で苦しみを受けられました。そのことは10節で、「神が多くの子たちを栄光に導くのに、彼らの救いの創始者を、多くの苦しみを通して全うされたということは、万物の存在の目的であり、また原因でもある方として、ふさわしいことであったのです。」と言っています。つまり、私たち人間が存在する目的はイエス・キリストであり、存在する原因もイエス・キリストであるということです。とどのつまり、私たちはイエス様によって造られ、イエス様のために存在しているのです。今、ニュースなどで「チャットGPT」ということを聞くことがあります。AI(人工知能)が色々なことを人間に代わって行なうのです。AIによって小説の分厚い本でさえも短時間に簡単に仕上がってしまうようです。そうすると、極端に言うならば、人間の存在理由が無くなってしまいます。私たちは、そういう時代に置かれているからこそ、自分自身の存在の目的と原因はイエス・キリストにある、と理解することが必要なのです。コロサイ3:17には「あなたがたのすることは、ことばによると行いによるとを問わず、すべて主イエスの名によってなし、主によって父なる神に感謝しなさい。」とあります。

③主もまた同じようになられた…私たち人間は血と肉を持っているので、イエス・キリストも同じようになられ、この世に来てくださいました。そしてイエス・キリストは十字架の死によって、悪魔という死の力を持つ者を滅ぼされました。そして、さらに、キリストは大祭司として、天の本物の聖所で、クリスチャンたちを執り成しています。今年2023年の復活祭は4月9日でした。ペンテコステ(聖霊降臨記念日)はその7週間後の5月28日です。クリスチャンは、この世において、神の国を証しする使命が与えられています。ですから、私たちは聖霊に満たされ、イエス・キリストに似た者となることを求めてまいりましょう。第二コリント3:18です。「私たちはみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。」

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です