ヘブル人13:14~25から「賛美のいけにえを絶えずささげよう」という題で、ポイント3つ上げていきます。
1.賛美のいけにえを絶えずささげよう…14節には「私たちは、この地上に永遠の都を持っているのではなく、むしろ、後に来ようとしている都を求めているのです。」とあります。確かに、キリスト者はこの地上的なものよりも天の都を求めて生きるべきです。ただ、そうかと言って、この地上のことをおろそかにしてよいということはありません。やはり、それなりに生活基盤をしっかり確保し、証しのためにもなるべく良い生活をしたほうがよいでしょう。しかし、この地上は一時的に滞在する通過点に過ぎないのですから、最終到達点である天の都にしっかりと目を向けながら、この地上での生活を過ごしていきましょう。そこで、15節では「賛美のいけにえを絶えずささげる」ということです。人をのろう言葉などは口にすべきではありません。それよりも主を賛美しましょう。主はそれを喜ばれ、その人を祝福されるでしょう。16節では、「持ち物を人に分け与えること」も主が喜ばれるでしょう。当教会では、しばしば美味しい野菜や飲み物、その他色々なものの提供があります。主はそのことも喜ばれ、提供した方々に祝福を与えてくださるでしょう。17節では「指導者に従順に従うこと」を勧めています。もちろん、その指導者が聖書のみことばに立っていることが大前提です。第一サムエル記3章で、少年サムエルは祭司エリに従順に仕えていました。やがてサムエルは成長し、イスラエルの霊的指導者となっていきました。
2.私たちのために祈ってください…キリスト者には「祈り」という素晴らしい方法が与えられています。昨日は合同早天祈祷会が行われました。月に一度ですが、皆で共に祈るということは大きな恵みの時です。9月も行なわれます。この機会に共に参加して祈りましょう。祈りはきかれます。今、台風7号が日本列島に接近中です。勢力が弱まり、被害が及ばないように祈りましょう。どんなことでも祈りましょう。ヘブル11:6には「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求める者には報いてくださる方であることを、信じなければならないのです。」とあります。私たちが信じる真の神様は、最善を成してくださいます。また、たといピンチの場面であっても、どんでん返しの奇跡を行なうことが出来るお方です。そのように信じて祈る者を主は喜んでくださるのです。
3.永遠の契約による羊の大牧者… 「契約」という言葉に注目しましょう。例えば、土地建物を購入しようとするときは売買契約が結ばれます。また、建物を借りるときは賃貸借契約が結ばれます。契約のとき、書類と契約金が必要です。それは、この世のしきたりですが、イエス・キリストの父なる神様との永遠の契約を結ぶときは、書類は「聖書」のみことばです。そして契約金はいかほどになるでしょうか。詩篇49:8には「たましいの贖いしろは、高価であり、永久にあきらめなくてはならない」と書いてあります。罪の赦しを受けるにはどんなに莫大なお金を出しても間に合いません。それは「血を注ぎ出すことがなければ、罪の赦しはない(ヘブル9:22)」からです。聖なる神の御ひとり子イエス・キリストが十字架に架けられて流された尊い血が、罪の赦しをもたらし、それがたましいの贖い代となるのです。難しいことは不要です。イエス・キリストの名を呼び求めることです。そして、バプテスマを受けて、神の民の一員に加えられ、神のみこころを行なっていくのです。