●2024年9月29日(日)礼拝メッセージ要旨 

黙示録19:1~21からです。黙示録17~18章では、大淫婦とか大バビロンの存在と、それらに対する裁きについて記されていました。この19章では、天での光景、獣と偽預言者などについて、ポイント3つ上げていきます。

1.小羊の婚宴…6節で「ハレルヤ。万物の支配者である、われらの神である主は王となられた。」とあり、続いて7~8節では「小羊の婚姻の時が来て、花嫁はその用意ができたのだから。花嫁は、光り輝く、きよい麻布の衣を着ることを許された。その麻布とは、聖徒たちの正しい行いである。」とあります。つまり、正しい行ないをしてきた聖徒たちがきよい麻布を着ることを許され、小羊の花嫁とされるということです。そうすると、聖徒たちであるはずのイエス・キリストを信じる信仰を持っているクリスチャンは「自分はきよい麻布を着ることを許されるのだろうか?」という思いを持つのではないでしょうか。マタイ19章で、裕福なひとりの青年がイエス様に「先生、永遠のいのちを得るためにはどんな良いことをしたらよいのでしょうか。」と質問します。すると主は「なぜ良いことについて、わたしに尋ねるのですか。良い方はひとりだけです。」と言われます。「良い方はひとりだけ」とはどういう意味でしょうか。人間はどんなに頑張って良いことをしようとしても、所詮、罪の性質を持って生れてきた罪人です。自分の行ないにおいて義と認められようとするのではなく、自分が罪人であることを認め、小羊となって世に来られた救い主イエス・キリストの十字架の救いによって義とされるのです。

2.王の王、主の主…続いて、ヨハネは開かれた天を見ると、白い馬に乗った方がいて、その方は「忠実また真実」と呼ばれ、その目は燃える炎であり、その頭には多くの王冠があって、その方は血に染まった衣を着ています。そして、その名は「神のことば」と呼ばれました。さらに、この方の口からは諸国の民を打つために、鋭い剣が出ていて、この方は、鉄の杖をもって彼らを牧され、また、万物の支配者である神の激しい怒りの酒ぶねを踏まれます。そして、その着物にも、ももにも、「王の王、主の主」という名が書かれています。第一のポイントでも取り上げたように、6節で「われらの神である主は王となられた」と言われているとおり、小羊であるイエス・キリストが王の王、主の主となられる時が近づいているのです。さて、この地上のことです。9月27日(金)、日本の事実上総理大臣となる自民党総裁に石破茂さんが決まりました。決選投票の前の演説で石破さんは「ルールを守る自民党、正面から語る自由民主党、勇気と真心をもって真実を語る自由民主党」ということを語りました。「ルールを守る、真実を語る」ということ、こういうことは当たり前のことですが、その当たり前がこれまでの政権では欠けていたのではないかというのが正直なところです。今後、どうなるか。Ⅰテモテ2:1には「すべての人のために、また、王と高い地位にある人たちのために願い祈り、とりなし」とあります。新しい政権のためにお祈りしましょう。

3.獣と偽預言者…20節で硫黄の燃えている火の池に「ふたり」が生きたまま投げ込まれます。そのふたりとは、獣と偽預言者です。特に偽預言者は、獣の像を拝ませようと人々を惑わします。こういう記事を読むと、私たちは「自分は大丈夫、惑わされない」と思うものです。そこで、例えば、現在、「イスラエルがレバノンのヒズボラの拠点を攻撃し、最高指導者ナスララ氏を殺害した」というニュースを聞きますと「なんてイスラエルはひどいことをする」と思うかもしれません。しかし、その前にヒズボラからイスラエル北部に向けて数千発のミサイルが発射されているのです。ある情報によると、2100発中、1400発が迎撃されたものの700発は着弾して被害が及んでいるとのことです。NHKはイラン、カタール、クウェート、ヨルダンといったイスラム圏の国々から情報を得ているので、必然的に反イスラエルという偏ったものになるのです。元々、イスラエルは平和を求めています。しかし、近隣から攻撃されるので、致し方なく反撃しているのです。私たちはまず聖書のみことばをよく読み、その上で、流されているニュース、情報をしっかりと分析し、真実を見極めなければなりません。惑わされて滅ぼされないためにです。

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