2012.5.27礼拝メッセージ要旨(マタイ2:13~23)

 きょうも三つのポイントをあげて学びましょう。
 第一は、「ヘロデ」です。ヘロデは、エサウの子孫であり、エドム人で、イエス様を殺そうとして、当時、ベツレヘム近辺の二歳以下の男子を殺しました。そのヘロデと彼の息子たちも、世俗的で残虐であり、傲慢で神を恐れない者でした。私たちは、彼のようではなく、神を恐れ、憐み深く、謙遜かつ敬虔な歩み方をしましょう。
 第二は「ラマ」です。18節に「ラマで声がする…」とありますが、引用されたエレミヤ31:15、及び16~17節を見ますと、イスラエルが他国に侵略され、民族が捕囚となって連れて行かれるのをラケルが嘆いているのですが、ラケルというのは、エフライムの祖母になり、エフライム部族全体の母親を代表して表現しているのでしょう。しかし、16~17節では、「あなたの将来に望みがある。あなたの子らは自分の国に帰ってくる。」とあります。全知全能の神に対する信仰がそこにあるなら、神は、決して、悲劇だけで終わらせることなく、必ず、神は不思議な御計画をそこにあらわされるでしょう。
 第三は、「ナザレ人と呼ばれる」です。イエス様は、最初、聖霊によって、母マリヤのおなかにおられ、ナザレから、人口調査のためベツレヘムへ、そして、エジプトへ逃れ、ヘロデの死後、イスラエルの地へ、そして、最終的にナザレに落ち着かれました。そして、およそ30歳で公生涯に入られ、十字架の道へと向かわれます。つまり、イエス様は、父なる神様の導きに従順に従い、ご自身に与えられた使命を忠実に全うされたのです。私たち一人ひとりにも、神様から託された使命があります。それぞれに与えられた使命を果たしてまいりましょう。

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