2012.9.2礼拝メッセージ要旨(マタイ6:16~24)
第一のポイントは、「断食について」です。聖書では、断食について、比較的多く取り上げられています。イエス様は荒野で40日の断食をされました。個人的な断食はもちろん、民族全体で断食する場面がエステル記やヨナ書などに見られます。「この種のものは、祈りと断食によらなければ~(マタイ17:21)」とあり、当然、切なる祈りも必要なときがあるでしょう。いずれにしても、断食は人に見せるために行われるものではなく、主に対して行われるものです。第二は、「宝を天に蓄える」です。この世において集めたもの、蓄えたものは一時的なもので、結局、消えてなくなってしまいます。神のみこころに従って行なった行為のみがいつまでも残り、永遠の天に宝として蓄えられるのです。第三は、「からだのあかりは目」です。私たちの目、その心がどこを向いているかということが大切です。闇に向いていれば暗く、光に向いていれば明るいでしょう。どんな時も、いつも、光であるイエス様に心を向け続けるならば、主が最善に導いてくださるでしょう。第四は、「二人の主人に仕えることはできない」です。神か富かというとき、富は悪者扱いされやすいものですが、富そのものは悪ではなく、むしろ、富は、健全に用いられて主の栄光を表わすことができるなら素晴らしいものです。イエス・キリストの父なる神を主人として、その上で、この世の富が用いられるべきでしょう。