●2021年12月12日(日)礼拝メッセージ要旨 「アバ、父」と呼ぶ御子の御霊

ガラテヤ4:1~20からです。この章では、「イエス・キリストにある者は神の子どもとされている。その特権を手放してはならない。」と、そういった内容です。ポイント3つ上げていきます。

①「アバ、父」と呼ぶ御子の御霊…この手紙が記された時代には、奴隷制度が存在していたことがうかがわれます。ここでは、一人の主人に仕える奴隷か、それとも主人の子どもか、という対比で語られています。子であるならば、当然、奴隷の場合とは雲泥の待遇の違いがあります。しかも、ここでは、人の子どもではなく、天地を創造した真の神の子どもとされるのですから、スケールの大きな話となります。4~5節では、イエス・キリストが、定めの時に従い、律法の下にある人となって、贖い、十字架の救いを成し遂げられたということが記されています。それで、ヨハネ1:12には「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。」とあるように、私たちはキリストを信じ受け入れ、神の子どもとされましょう。最近、前沢さんという方が、数十億円をかけて宇宙旅行に出かけたというニュースを聞いています。「すごい」と思いますが、神の子どもとされた人にとって、宇宙とは、天のお父さんの所有物です。クリスチャンは、やがて、イエス様とともに、共同相続するのです。

②神に知られている…詩篇139篇13~16節には「それはあなたが私の内臓を造り、母の胎のうちで私を組み立てられたからです。私は感謝します。あなたは私に、奇しいことをなさって恐ろしいほどです。私のたましいは、それをよく知っています。私がひそかに造られ、地の深い所で仕組まれたとき、私の骨組みはあなたに隠れてはいませんでした。あなたの目は胎児の私を見られ、あなたの書物にすべてが、書きしるされました。私のために作られた日々が、しかも、その一日もないうちに。」とあります。天の神様が、私たち人間を形造られたときのことが書いてあります。人体に関すること、そして、いのちの書に関することにも及んでいます。クリスチャンは、全知全能の神に対する多少の知識などを得ます。しかし、それをはるかに越えて、真の神様は私たちのことを恐ろしいほどよくご存じで、完璧な方です。ですから、私たちは、この方により頼み、この方の導きに従って歩むのです。

③キリストが形造られるまで…イエス様を信じ受け入れることで神の子どもとされます。しかし、その時点で、その人にキリストの品性が備わっているとは言えません。確かに、神の子どもとされた時点で、滅びに向かう道から永遠の天の御国へ向かう道に方向が変わりました。YouTubeで「人生成功の三つの秘訣」という話を、ある中年男性が語っていました。(1.毎朝、鏡の写る自分に向かって良い言葉を語りかける。2.明確な目標を設定する。3.日常的に前向き肯定的な言葉を語る。)なるほど、間違ったことを言ってはいない。いいこと言っている、と思いました。でも、やっぱり、確実で、最高に良いことは、礼拝、諸集会に出席し、聖書を読み、祈ることです。そして、パウロがガラテヤの人々ために「産みの苦しみをしている」と言っていますが、自分のことだけではなく、回りの人のため、その救いと祝福を祈る者となりましょう。

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