●2022年1月23日(日)礼拝メッセージ要旨…「十字架を誇りとする」 

ガラテヤ6:1~18からです。ガラテヤ5章では「御霊に導かれて進もう」とありました。この6章では、そのための具体的な歩み方について記されています。ポイントを3つ上げます。

①互いの重荷を負い合う…ルカ10:30~37には、良きサマリヤ人の話が記されています。私たちも、その、良いサマリヤ人と同じように、困っている人を助けるべきである、ということは分かっていますが、実際に、そのように行動できるかどうかは別問題です。あるときは、その良きサマリヤ人のように、人を助けることができるかもしれません。しかし、別の日には、あの祭司とレビ人のように見て見ぬふりをしてしまうかもしれません。ですから、少し立派な行いをしたからと言って、自分を誇るべきではありません。ただ、それぞれ主から自分に与えられた使命を実行できるようにしたいと思います。

②御霊のために蒔く…トンガの近くで海底火山が爆発しました。そのため、トンガを津波が襲いました。昨年、2021年11月には小笠原諸島の近辺でも海底火山が爆発し、沖縄方面などに軽石が大量に漂着しました。また、昨日は大分県においては震度5強の地震がありました。地球の表面は陸地や海でおおわれていますが、地球の内部は地表から近いところにマグマが存在しています。ですから、いつどこで火山が爆発してもおかしくない状況にあります。第二ペテロ3:6~7には「当時の世界は、その水により、洪水におおわれて滅びました。しかし、今の天と地は、同じみことばによって、火に焼かれるためにとっておかれ、不敬虔な者どものさばきと滅びとの日まで、保たれているのです。」とあり、マタイ24:35には「この天地は滅び去ります。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。」とあります。確かに、現実の世界と聖書が言っていることとに乖離(かいり)はありません。だから私たちは、イエス・キリストによる永遠のいのちと希望をしっかりと持って、天に宝を積むことに心を注ぎましょう。つまり、御霊のために種蒔きをしましょう。

③十字架を誇りとする…14節の「この十字架によって、世界は私に対して十字架につけられ、私も世界に対して十字架につけられた」とはどういう意味でしょうか。それは「私たちが、この世の中で成功したとか、有名になったとか、そういったことは、イエス・キリストの十字架の救いを知ってからは、無意味になった」ということでしょう。キリストの十字架の救いが大事であり、この十字架のみを誇る者とならせていただきましょう。昔の教会の子ども会では「十字架わが力」という賛美歌をよく歌いましたが、最近はあまり聞かなくなりました。「(十字架、十字架わが力)×3。グローリハレルヤ。」と1番で歌います。そして2番から「わが救い」「わが望み」「わが誉れ」「わが全て」と順番に歌います。ガラテヤ6:16には「どうか、この基準に従って進む人々、すなわち神のイスラエルの上に、平安とあわれみがありますように。」とまとめています。この基準とは「十字架を誇り、十字架はわが全て」と告白する人ではないでしょうか。

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