●2022年1月16日(日)礼拝メッセージ要旨…「御霊の実」 

本日はガラテヤ5:16~26から「御霊の実」という題でポイント3つ上げていきます。

①肉の行ない…ここで「肉の行ない」として挙げられているのは15です。それらを4つに分類できそうです。性的なこと(不品行、汚れ、好色)、宗教的なこと(偶像礼拝、魔術)、心情的なこと(敵意、争い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、ねたみ)、享楽的(酩酊、遊興)なことです。そのなかで、最初に性的なことが挙げられています。それは、人にとって、最も注意しなければならないことだからでしょう。昔のイスラエルで最も栄えたのは、ダビデ王とソロモン王の時代でした。二人は、人間的にも王としても優れていました。しかし、両者共、性的な問題でつまずきを起こし、それゆえ、国全体に悪影響を及ぼしました。イエス・キリストを信じて罪赦され、救いに与った者が、肉の行ないに支配されて、再び滅びの道、地獄への道をまっしぐら、なんてことにならないように十分に気を付けましょう。

②御霊の実…御霊の実は9つです。これも3つに分類できそうです。「愛、喜び、平安」は、人の心の中にあるものです。「寛容、親切、善意」は他者に対する行動を通して外に現われるものです。「誠実、柔和、自制」は、その人の人格として外に現われます。ガラテヤ5:24には「キリスト・イエスにつく者は、自分の肉を、さまざまの情欲や欲望とともに、十字架につけてしまったのです。」と書いてあります。人間が持つ力は限られています。肉の行ないに打ち勝ち、御霊の実を自分のものとするためには、キリストを信じる信仰によります。イエス・キリストが十字架に架けられるために捕らえられようとする直前に、キリストはペテロに対し「シモン、シモン。見なさい。サタンが、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました。しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。(ルカ22:31~32)」と言っています。私たちは、イエス・キリストを信じる信仰によって聖霊を受け、御霊の実を結ぶことができるのです。大事なことは、私たちに真のいのち、永遠の勝利を与えて下さるキリストを信じる信仰です。

③御霊によって生きる…どうすれば御霊によって生き、御霊に導かれて生きることができるのでしょうか?今年の私たちの教会の指針は「WWPP」にしようと思っています。WWPPとは、Worship  Word  Pray  Preach のアルファベットの頭文字です。「礼拝、みことば、祈り、宣教」です。Worshipはヨハネ4:23の「しかし、真の礼拝者たちが霊とまことによって父を礼拝する時が来ます。今がその時です。父はこのような人々を礼拝者として求めておられるからです。」、Wordは第一ペテロ2:2の「生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。」、Prayは「絶えず祈りなさい。」、Preachはマルコ16:15の「それから、イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。」です。これらはクリスチャンとしての基本的な姿です。でも、基本というのはとても大事なことです。キリストを礼拝し、聖書のことばを読み、祈り、伝道することは、正に御霊によって生き、御霊に導かれた生活と言えるでしょう。

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