●2023年9月24日(日)礼拝メッセージ要旨

●2023年9月24日(日)礼拝メッセージ要旨  

本日はヤコブの手紙4:1~17から、「神に近づきなさい」という題でポント4つ上げていきます。

1.戦いや争いの原因…例えば、血気盛んな男性二人が道を歩いていて、肩がぶつかったとしましょう。そのとき、一方が「気を付けろ」と怒鳴った場合、もう一方は「なんだとー」という感じで争いが始まります。考えてみると、肩と肩が当たったなどという問題は殆ど重要ではありません。正に、互いの戦う欲望がその争いを引き起こしているのではないでしょうか。これが、国対国となったらどうでしょう。それぞれ、それなりの大義名分があって戦いが起こるのでしょうが、それぞれの国の指導者たちの心情、すなわち「戦う欲望」がそれをさせていると言えるでしょう。ここ20年~30年ほど前の日本は、平和憲法を誇りにしている空気感がありました。しかし、昨今の日本は、平和憲法をないがしろにする論調が大手メディアを通して聞こえてきます。ロシア・ウクライナ戦争でよく分かりますが、一旦戦争が起これば大変なことです。あまりにその代償は大きく、強いて喜ぶ人があるとすれば、ほんの一部の軍需産業のみです。ローマ15:2には「私たちはひとりひとり、隣人を喜ばせ、その徳を高め、その人の益となるようにすべきです。」とあるように、個人対個人はもちろん、国対国においても、互いに相手を思いやり、相手の益を計ってあげることです。そうすれば、無駄な争いをすることもなく、却って祝福があるでしょう。

2.ねたむ神…天地を創造した真の神は完全で完璧なお方です。しかし、その神様は「ねたむ神」あるとはどういうことでしょう。日本の多くの人々は人の手で形造られた偶像の神々を拝みます。石や木で造られた物が人の願いを聞いて、それを叶えるなどということがあろうはずがありません。そんなことをしている人々をご覧になって、真の神様はどれだけ嘆いておられるでしょうか。また、すでにイエス・キリストを信じているクリスチャンの心の内には聖霊が内住しています。神は、その御霊をねたむほどに慕っておられるのです。

3.神に近づきなさい…今年メジャーリーガーになった元阪神の藤浪選手と、5年ほど前からメジャーで活躍している大谷選手を比較してみると興味深いことに気づきます。藤浪選手は甲子園で春夏連覇を果たした大阪桐蔭のエースです。一方、大谷選手は花巻東高校のエースとして甲子園に一度出場するものの、その藤浪選手の大阪桐蔭に敗れます。その後は、省略しますが、今年メジャーに移籍した藤浪選手は当初、四球ばかりで防御率は12くらいで散々でした。一方、大谷選手はWBCで大活躍してMVPを受賞し、レギュラーシーズンでも二刀流で大活躍でした。しかし、なんとしたことでしょう。結局、大谷選手は無理をしたのでしょう。肘の怪我で手術をし、今年の出場はありません。一方、藤浪選手はアスレチックスからオリオールズに移籍し、中継ぎなどで結果を残し、チームはワールドシリーズ出場の可能性を残しています。どちらが優れているかどうかということではありません。先のことは誰にも分からないということです。以上は、野球の話ですが、私たちのクリスチャン生活に当てはめてみましょう。全知全能の神は全てのことを掌握しておられます。ですから、この神を恐れ、神に従い、悪魔に立ち向かいましょう。8節には「神に近づきなさい。そうすれば、神はあなたがたに近づいてくださいます。」とあります。全知全能の神に敵対するのではなく、神を味方に付けて神と共に歩みましょう。

4.主のみこころなら、このことをしよう…私たちはしばらくの間、現われては消えてゆく霧のようなものです。ですから、15節には「主のみこころなら、私たちは生きていて、このことを、または、あのことをしよう。」とあります。自分の浅はかな計画ではなく、主のみこころにかなう歩み方をしましょう。ところで、主のみこころを知るにはどうしたらよいでしょう。だいたい、次の3つのことが合っているなら、主のみこころだと考えて良いでしょう。第一に、その道は環境が整っているのか? 第二は、その道は聖書的か? 第三にその道は、祈って平安があるか?です。

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