●2023年12月3日(日)礼拝メッセージ要旨  

第2ペテロ1:12~21から「作り話ではない」という題でポイントを3つ上げていきます。

1.あなたがたを奮い立たせる…先週の日曜日11月26午後3:00~ゴスペルミリー(地域教会交流会)クリスマス会が行われました。もしかしたら、日本で一番早いクリスマス集会かもしれません。音楽プログラムは英国人女性宣教師によるハープ演奏。メッセージはコーナーストーンチャーチの中橋修牧師でした。最後に、ご自分の証しを語られ、浪人中に共産主義に傾倒し、宗教の撲滅、さらにキリスト教撲滅を掲げていたそうです。しかし、自分に福音を伝えてくれるクリスチャンと出会い、今では逆にキリスト教の牧師になってしまったというわけです。これからクリスマスを迎えることもあり、このクリスマスシーズンに向けて、「福音を伝えましょう」というお勧めでした。さて、この手紙のペテロは1:14で、殉教の時が近づいていることを感じ、残りの生涯を通し、自分の使命は、手紙の宛先のキリスト者を信仰的に奮い立たせることである、としています。伝道者の書11:4には「風を警戒している人は種を蒔かない。雲を見ている者は刈り入れをしない。」とありますが、警戒ばかりして何もしないでいたら、人生終ってしまいますね。

2.作り話ではない…ペテロは、キリストの12弟子の一人です。しかも彼は積極的に発言をし、キリストとの会話の場面が聖書に多くあります。その一つが、変貌山の出来事です。キリストは、ペテロとヤコブとヨハネを伴い、高い山に登られたとき、そのお姿が変わり、衣は光のように白くなり、御顔は太陽のように輝きました。つまり、本来のお姿に戻られたのです。ペテロは作り話を言っているのではなく、確かにキリストの威光の目撃者なのです。この世は無神論を前提とした進化論の考え方が蔓延しています。15年以上前のことでしたが、ニュースか何かで、「20万年前にアフリカで、人類最初のミトコンドリア・イブという女性が出現した」という、全く何の科学的根拠もない説が発表されました。当時、それを聞いた筆者は憤りを覚え、自分が書いているブログ記事に「人類の起源の真実」という題で記事をアップしました。先日、その記事を元に、修正や加筆を施して手製トラクトを作成しました。筆者は、「ミトコンドリア・イブなど作り話である」と、なぜ言えるのでしょうか。それは、聖書の記事と全く異なるからです。聖書のことばには権威があり、そのまま真実であると確信しているからです。イザヤ34:16には「【主】の書物を調べて読め。これらのもののうちどれも失われていない。それぞれ自分の連れ合いを欠くものはいない。それは、【主】の口がこれを命じ、主の御霊が、これらを集めたからである。」とありますように、今日まで多くの先人たちが聖書の編纂に関わってきました。その背後に主の御霊が働かれ、今、私たちの手元に、正に真実が記されている聖書が備えられているのです。

3.確かな預言のみことば…旧約聖書に書かれている預言の中には、例えば、イザヤ53章に記されているキリストの十字架の預言のように、既に成就したものもあります。また、これから起こるとされる記事もあります。ダニエル9:27には「彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半週の間、いけにえとささげ物とをやめさせる。荒らす忌むべき者が翼に現れる。ついに、定められた絶滅が、荒らす者の上にふりかかる。」とあり、これは、終末に現れる世界を統治する人物です。また、ルカ21:10~11には「それから、イエスは彼らに言われた。『民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、 大地震があり、方々に疫病やききんが起こり、恐ろしいことや天からのすさまじい前兆が現れます。』」とあります。もうすでに起こりつつある出来事もありますが、まだ起こっていない出来事もあります。そして、ルカ21:26~28には「人々は、その住むすべての所を襲おうとしていることを予想して、恐ろしさのあまり気を失います。天の万象が揺り動かされるからです。そのとき、人々は、人の子が力と輝かしい栄光を帯びて雲に乗って来るのを見るのです。 これらのことが起こり始めたなら、からだをまっすぐにし、頭を上に上げなさい。贖いが近づいたのです。」とあります。ペテロは、19節で、「夜明けとなって、明けの明星があなたがたの心の中に上るまでは、暗い所を照らすともしびとして、それに目を留めているとよいのです。」と言っています。イエス・キリストを信じる者にとっては、どのような状況になろうとも恐れることはありません。主の再臨があり、それはキリスト者にとっては、救いの時となるからです。

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