●2024年1月7日(日)礼拝メッセージ要旨  

第二ペテロ3:1~18から、「千年は一日のようです」という題でポイント3つ上げていきます。

1.今の天と地は火で焼かれる…1月1日午後4時頃、能登半島地域で大きな地震がありました。次の2日、今度は羽田空港で旅客機と海上保安庁の機体とが接触し両機とも炎上するという大事故が起きました。新年早々、まさかこんなことが起きるとは、と誰もが思ったことでしょう。それらの災害と事故に遭われた方々には何とも気の毒で、慰めと回復を祈ります。ルカ21:10~11には「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、大地震があり、方々に疫病やききんが起こり、恐ろしいことや天からのすさまじい前兆が現れます。」とありますように、聖書が言っている通りのことが、現実的に起こっているのではないでしょうか。私たちは、こういった現象を見聞きして、どのように受け止めたら良いのでしょうか。天地を創造した真の神様は、私たち人間に沢山の恵みを与えてくださっています。でも、真の神様は、恵みだけをいつまでも、ただ与え続けるだけのお方ではありません。神様は、私たち人間が、創造主である神様を恐れ、受けた恵みに感謝して生きることを願っておられるのではないでしょうか。第二コリント6:1~2には「私たちは神とともに働く者として、あなたがたに懇願します。神の恵みをむだに受けないようにしてください。神は言われます。『わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。』確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。」とあります。やがて、この天地が完全に滅びる時が来ます。もし、恵みが与えられているなら、それはイエス・キリストの救いを受け入れるためにあるのではないでしょうか。「神の恵みをむだに受けないようにしてください。」という聖書のみことばに心を留めましょう。

2.「千年は一日のようです。」…今年は2024年です。それはイエス・キリストの降誕を起点として数えられています。キリスト以前はどうなっているでしょうか。アダムからノアの大洪水までが1656年です。またアダムからアブラハムの75才までは2085年です。しかし、それ以後は聖書に歴代の人物の子を生んだ年齢などが記されていないので、詳細は不明です。但し、アブラハムの時代は歴史的に逆から数えてBC2000年頃、ダビデ王の時代はBC1000年頃であるとされていますので、アダムからキリスト降誕までは、おおよそ4000年(あくまでも推定)ということになります。8節で「千年は一日のようです」とあり、ヘブル4:1には「こういうわけで、神の安息に入るための約束はまだ残っているのですから、あなたがたのうちのひとりでも、万が一にもこれに入れないようなことのないように、私たちは恐れる心を持とうではありませんか。」とあります。すなわち、一週間の七日間は7千年、最初の6千年は活動期、最後の千年は神の安息、千年王国(黙示録20:1~6)となります。もし、アダムからキリストまでが仮に4000年とすれば、今はアダムから6024年となり、もう既に活動期の6000年を24年も超えていることになります。主はあわれみ深く、情け深い方であり、怒るのに遅く恵み豊かな方です。一人でも滅びることを望まず、忍耐に忍耐を重ねて待っておられるのです。

3.神の日の来るのを待ち望む…私たちは、イエス・キリストの救いを受けて、やがて天の御国に入れられるならば、それは大きな恵みで、たとい体裁はどうであれ、それでよいとも言えます。しかし、聖なる神様は、私たちがキリスト者として立派に輝いて歩んでほしいと願っておられることと思います。11~12節では、「聖い生き方をする敬虔な人であれ。神の日の来るのを待ち望み、その日の来るのを早めよ。」と言っています。それは9節で、「主は全ての人が悔い改めに進むことを望んでおられる」のですから、もし、世界中の人全員がキリストに立ち返るならば、すぐにでも神の日が来るということです。マタイ24:14には「この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます。」とあります。この2024年、私たちは、みことばと祈りに励み、聖霊に満たされ、神の日の来るのを待ち望みつつ御国の福音を宣べ伝えましょう。

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