●2023年12月31日(日)礼拝メッセージ要旨

今日は大晦日、2023年最後の日、明日は新年です。そこで、年末年始に向けてのメッセージということで、詩篇103篇1~5(1~22)から「良いもので満たされる」という題で、ポイント3つ上げていきます。

1.「賛美と感謝」…1節で「わがたましいよ。主をほめたたえよ。」とあります。私たちが、この世界を創造された全知全能の真の神様をほめたたえる、また賛美することは素晴らしいことです。詩篇145:3には「は大いなる方。大いに賛美されるべき方。その偉大さを測り知ることができません。」とありますように、賛美されるべき方、つまり偶像の神々(人の手による像など)や死んだ人やこの世の権力者などではなく、私たち人間を生かし、この世界と宇宙を統べ治めておられる絶対的な真の神を礼拝すべきです。大晦日は108つの煩悩を除去するために除夜の鐘が鳴らされるとしています。煩悩とは仏教用語で煩いや悩みのことです。しかし、2節では「主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな」とあります。第一テサロニケ5:18にも「すべてのことに感謝しなさい」とあります。私たちは、全能の神の御手の中で日々を過ごさせていただいておりますから、つぶやくこを止めて、むしろ感謝しましょう。主を賛美し、感謝するところに主の祝福があるのです。

2.「良いもので満たされる」…3~5節には、主が私たちに沢山の恵みを与えてくださるということが記されています。要約しますと「咎を赦し、病をいやし、贖い、冠をかぶらせ、良いもので満たし、新しくなる」のです。第三ヨハネ2節には「愛する者よ。あなたが、たましいに幸いを得ているようにすべての点でも幸いを得、また健康であるように祈ります。」とあります。先日、筆者のもとに、仙台市から3.11東日本大震災で被災した人々への健康調査票が届きました。肉体的な健康状態、精神的な状態、アルコール摂取量などを答える項目がありました。今のところ、特に体調に問題はなく、どの質問も「なし(問題なし)」という答えばかりで、感謝しました。もちろんアルコールは全くしませんのでそちらの心配もありません。但し、健康調査の方はそれで良しとしても、筆者の心の中に何の問題も無いということではありません。やはり、この世に生きている以上、色々なプレッシャーを感じたり、何かのことで「こうすればよかった」と後悔することもあります。また、心がざわざわすることがあります。でも、私たちには「祈り」があります。特に朝の祈りをするうちに、心が平安と喜びに変えられます。また、自分に出来ることと出来ないことがあります。出来ないことは主にお任せすればよいのです。2023年もこれまで、賛美と感謝をしてきました。新しい2024年も今年以上に賛美と感謝を主にささげ、良いもので満たされましょう。そして、主が私たちをどれほどの祝福してくださるか期待しましょう。

3.主を恐れる者の上に…ポイント1,2では「主を賛美して感謝していれば祝福される」ということを語りましたが、確かに基本的にはそうであると言えます。但し、もう少し、深堀しますと、11節で「御恵みは、主を恐れる者の上に大きい」とあり、17~18には「主の恵みは、主を恐れる者の上に、主の契約を守る者、その戒めを心に留めて、行なう者に及ぶ」となっています。今、日本人スポーツ選手で世界的にも成功しているビッグ2を上げるとすれば野球の大谷翔平選手とボクシングの井上尚弥選手でしょう。二人に共通することは、それぞれ持ち分の競技に集中して、自分を成長させるための努力を惜しまないということではないでしょうか。それは、どの分野にも共通して言えることで、我々が彼ら二人から学ぶべき点だと思います。御恵みは、主を恐れる者の上に大きいのですから、私たちは主を恐れ、聖書のみことばに立って、主のみこころに従ってまいりましょう。また、第一テサロニケ5:2には「主の日が夜中の盗人のように来るということは、あなたがた自身がよく承知しているからです。」とあります。終末と言われている昨今、主の日がいつになるのかは、誰にも分かりません。新年を迎えるにあたり、毎日を主にあってリラックスし、喜び、楽しみつつも、良い意味で緊張感を保ちながら過ごしてまいりましょう。

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