●2023年12月24日(日)クリスマス礼拝メッセージ要旨  

★今年もクリスマスを迎えました。もう年末です。年末というと、一年を振り返ります。昨年、ロシアとウクライナの戦争が始まり、今も続いています。今年は穏やかな年になって欲しいと願っていましたが、10月7日にハマスがイスラエルに大規模攻撃を仕掛け、新たな戦争が起こってしまいました。早く平和が戻るように祈るばかりです。その一方で、WBCで日本が世界一になるなど、明るい話題もありました。でも、喜んでばかりいられません。日本では政治が行き詰まっています。国民のための政治ではなく、お仲間のための政治が横行しています。政治と財界が一体化し、その配下にある大手メディアが殆ど政権批判をしなくなり、むしろ、政権批判する野党を攻撃して、与党を援護しています。テレビしか見ていない人は、テレビの情報を鵜呑みにし、それを基準に物事を考えます。何が正しいのか、それぞれ、しっかりと情報を見極めていかねばなりません。

★つまり、私たちは、しっかりとした人生の土台の上に立って、自分の生活をしていかねばなりません。坂戸市の教会で伝道してこられた村上宣道牧師は1933年生まれ、戦時中、学校で「天皇陛下は現人神である」と教えられていました。終戦となり、夏休みが終わって学校に行くと、担任の教師が「いやあ、天皇は神だと言っていたけれども、どうも違うらしい。やっぱり我々と同じ人間だ。」と言うのを聞きました。当時の村上少年は、そんなに簡単に言っていることが変わってしまったので、子どもながらに驚いたとのことです。

★しかし、聖書は、変わらない真実な神のことばが書いてあります。創世記1:1には「初めに神が天と地を創造した」とあります。学校では、この世界は偶然に出来上がったと教えられます。「偶然に出来た」「進化した」と何度も何度も聞いていれば、それが本当だと思っても致し方ないとも言えますが、でもそのことをもっと真剣に考えるべきです。例えば、太陽と地球の距離は14,960万キロメートルです。その距離が5%近いと地球は干上がってしまいます。1%遠いと地球は凍ってしまいます。また地球は公転軸に対して23.4度傾いています。それによって、いい塩梅に季節の変化があります。それらを偶然の結果として片づけてしまうとは愚かなことです。この宇宙と世界を統べ治めておられる本当の、正しくて、あわれみ深くて、真実な神様がおられて、この神様が、そのひとり子イエス・キリスト様を、世の救い主として遣わして下さったということが、ヨハネ1:1~12に書いてあるのです。

★イエス様は、すべての人を照らすために世に来られました。数年前、「バカの壁」というベストセラー本を出した養老孟司という医師であり作家である方の講演をYouTubeで視聴しました。ご自分は病院には行かないとのこと。つまり、年を取れば体が衰退するのは当たり前で、それを治そうと病院に行っても無駄ということなのだそうです。また年を取れば睡眠時間も少なくなり、それを少なくなったと心配する必要はないということなのです。その辺までは、とてもためになるお話しだと思いますが、でもやっぱり、人間は死を免れることはできません。しかし、聖書は、そこから先に希望があることを教えています。イエス・キリストがこの世に遣わされたのは、この方を信じる者が滅びないで永遠のいのちを持つためです(ヨハネ3:16)。永遠のいのち、すなわち天の御国は光り輝くところ、そこにいる人々は皆若々しく、美しく、永遠に楽しく過ごす、正に筆舌に尽くしがたい祝福の場所です。

★但し、ここで大きな問題があります。天国は聖なる美しい場所。そこには汚れた人、罪人は入ることはできません。大抵の人は、真面目に生きています。だから自分は正しいと思っています。回りにいる人々と比べて、自分のほうが良い人間だ、と思うものです。でも、この世の中に正しい人間は一人もいません。「すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず(ローマ3:23)」と聖書が言っている通りです。罪人は滅ぼされます。その行き着く先は永遠の滅びの刑罰です。ですから、イエス様が救い主として来てくださったのです。ヨハネ1:12には「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。」とあります。難しいことは不要です。ただ、救い主イエス様を信じて受け入れるだけです。すなわち、イエス様の名まえを呼び求めるだけでよいのです。筆者は、1976年4月26日にイエス・キリストを信じ受け入れました。すると、心の中に何とも言えない安心感と喜びが入って来ました。クリスマス、それは天の神様から私たち全てに救い主イエス・キリストが与えられたことを記念して喜び祝う日です。

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