●2024年4月21日(日)礼拝メッセージ要旨  

ユダの手紙1~25から、「自分自身を築き上げる」という題で、ポイント3つ上げていきます。聖書にはユダという名の人物は何人か出てきます。この手紙のユダは、ヤコブの兄弟であると言っています。キリストの12弟子のヤコブの兄弟はヨハネですから、おそらく主の兄弟ヤコブの弟であるユダということでしょう。  

1.神の恵みを放縦に変えるな…桜の最盛期は終わりましたが、木々の若葉が出始めの良い季節になりました。正に神の恵みを感じます。創造主である真の神は、あらゆる恵みを私たちに与えてくださっています。多くの恵みの中で最も大きな恵みは神のひとり子イエス・キリストの十字架の救いです。ローマ3:23~24には「すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められるのです。」とあり、キリストによって罪の赦しという大きな恵みを無代価で受けることができるのです。ヨハネ8:1~11では、一人の女が姦淫の現場で捕らえられ、パリサイ人、律法学者がキリストに詰め寄り、「律法によるならば、この女を石打にすべきだ」と言います。するとキリストは「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」と言われると、その場に誰もいなくなりました。そこで、主は「婦人よ。あの人たちは今どこにいますか。あなたを罪に定める者はなかったのですか。」と言われると、彼女は「だれもいません。」と言い、そこで、イエス様は「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。今からは決して罪を犯してはなりません。」と言われました。「罪に定めない」としつつも、キリストは「今からは決して罪を犯してはなりません。」と戒めることを怠りませんでした。神の大きな恵みを放縦に変えてはなりません。

2.思い出させたいこと…ユダは、手紙の読者に「あなたがたに思い出させたいことがある」として、出エジプト後、不従順のゆえに約束の地カナンに入れなかった人々、堕落した天のみ使い、ソドムとゴモラで滅ぼされた好色と不自然な肉欲に支配された人々、そのほかカイン、バラム、コラなどが挙げられています。これらの者たちは神のさばきを受けたのです。聖書が語っていることは、おとぎ話でも神話でもありません。たんたんと真実が語られているのです。それならば、私たちは、神の裁きから逃れなければなりません。そのために救い主イエス様を信じることです。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます(使徒16:31)」

3.自分自身を築き上げる…円安が進み1ドル154円になりました。円安になった原因は、ある見立てによると、日本の国力が弱くなったからだということです。確かに少子高齢化と言われています。小泉・竹中時代の郵政民営化など構造改革の悪影響、また消費税導入によるものであるとする見方もあります。ここで、聖書を信じる筆者の見立てです。国が栄えるか否か?それは、全知全能の神の祝福があるかないかにかかっています。つまり、正しい政治が行われているかどうかです。最近で言うなら、自民党の裏金問題、税金さえ課されないとは何ということでしょう。その一方で、ある70代の一般女性が知人からもらった稲荷寿司パックを持っていたら、警察に万引きを疑われて三日間拘留されたということです。箴言17:15には「悪者を正しいと認め、正しい者を悪いとする、この二つを、【主】は忌みきらう。」とあります。善を善、悪を悪としてこそ、国としての体を保つことが出来るのではないでしょうか。そして何より、悪い政治が横行するような国を、全能の神が祝福することは出来ません。個人についても同じです。私たちは、自分の持っている最も聖い信仰の上に自分自身を築き上げ、聖霊によって祈り、神の愛のうちに自分自身を保ち、永遠のいのちに至らせるイエス・キリストのあわれみを待ち望んでいきましょう。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です