●2023年2月5日(日)礼拝メッセージ要旨  

第二テモテ2:1~13から、「よみがえったイエス・キリストをいつも思っていなさい」という題で、ポイントを3つ上げていきます。

①キリストの立派な兵士となりなさい…「兵士」というと、ウクライナとロシア間で行なわれている戦争を思います。一刻も早く終戦となることを願います。それと共に、戦争にならないように知恵深い外交手段を講じるべきです。現在、日本は防衛力強化を打ち出していますが、アメリカ一辺倒ではなく、韓国はもちろん、政治体制の異なる中国、北朝鮮、ロシアに対しても、緊張感を和らげるような外交交渉を施すべきです。さて、聖書に戻ります。キリストの兵士は、キリストのために役立つ者であらねばなりません。良い農夫は沢山の作物を収穫します。良い漁夫は沢山の魚を捕らえるでしょう。陸上競技の選手は競技の規定に従って栄冠を目指します。私たちは、キリストの兵士として、まず礼拝を重んじ、聖書をよく読み、よく祈り、そしてキリストのからだなる教会から遣わされて福音を伝えましょう。誰も働くことのできない夜が来る前に(ヨハネ9:4参照)、今のうちに、キリストを証ししましょう。

②よみがえったイエス・キリストをいつも思っていなさい…今から45年ほど前のことです。筆者は母教会で行われた日曜日の夜の集会に参加しました。その日は、確か、スウェーデンから日本に来られて長く伝道しておられた宣教師さんが午前の礼拝に続いてメッセージをされました。その時のメッセージの聖書箇所が、この第二テモテ2:8の「死から復活したイエス・キリストをいつも思っていなさい」というメッセージでした。イエス様は今も生きて働いてくださいます。また、たとい、マイナスと思えるようなことがあっても、復活の主を信じる者にとってはプラスとなるのです。何度も話すことですが、筆者は3.11東日本大震災で、教会と住居を兼ねていた建物を大津波で失いました。当日の11日の夜は、太白区役所にお世話になりました。翌日の12日の夜は、子供らが卒業した小学校の教室で過ごしました。色々な思いが駆け巡り、非常に苦しい気持ちに支配されました。しかし、そのとき、ローマ8:28「すべてのことが益となる」というみことばに大きな力を得ました。その後、実際に、マイナスがプラスとなり、ただ、主の恵みによって今日があります。引き続き、復活の主をいつも見上げて行こうと思っています。

③主は常に真実である…11節には、「もし私たちが、彼とともに死んだのなら、彼とともに生きるようになる。」とあります。つまり、私たちが自分の我欲を捨てて、自分に与えられた使命に生きるなら、キリストは私たちと共に生きて働いてくださるのです。そして、13節には、「私たちは真実でなくても、彼は常に真実である。」とあります。イエス・キリストは、真実な方であり、キリストについて記している聖書も真実な書です。今週2月11日は「建国記念の日」です。当初、この記念日を制定するにあたり、推進派は「建国記念日」としようと考えていました。しかし、反対派の人々は、「それは神話に基づいたものであり、学問的な史実に基づいていない。しかし、建国されているのは事実であるので『建国記念の日』というふうに、『の』が入るなら良い」ということで、決まったとのことです。昭和天皇の末弟・三笠宮殿下は、旧約聖書の研究家で、ヘブル語に通じた方でした。この方は、ある著書によりますと「私は戦時中に敵を知ろうと、キリスト教を調べ、聖書に出会いました。初めは文明を誇る白人がどうしてこのようなものを、と笑いましたが、聖書が歴史的事実だと知ったとき、聖書から離れられなくなりました」と言っておられます。最後に詩篇18:30~32です。「神、その道は完全。のみことばは純粋。主はすべて彼に身を避ける者の盾。まことに、のほかにだれが神であろうか。私たちの神を除いて、だれが岩であろうか。この神こそ、私に力を帯びさせて私の道を完全にされる。」

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です