●2023年3月19日(日)礼拝メッセージ要旨  

テトス3:1~15からです。「なくてはならないもののために」という題でポイント3つ上げていきます。

1.以前は愚か者であり…教会では、おもに、三つのことを毎週のように教えています。それは第一に、この世界を創造し、そこに私たち人間を住まわせている聖なる真の神様がおられるということ。第二に、私たち人間は、その神の前に罪人であるということ。最初の人であるアダムとエバがエデンの園で食べてはいけない木の実を食べてしまい、それ以来、全人類に罪が入ってしまいました。全ての人は聖なる神の前に罪人であり、神の裁きを免れることはできないということです。第三に、救いの道が開かれているということです。神は私たち人間を愛し、ひとり子イエス・キリストを世に遣わし、十字架による救いの道を開いてくださいした(ヨハネ3:16参照)。3節に「以前は愚か者であり」と言っているように、神を知らず、神を無視して生きてきた私たちは、自らの愚かさ、罪深さを悟り、「イエス様が私の罪の身代わりに十字架に架けられ、死なれ、葬られ、三日目に復活した」ということを信じ、そして従順で、すべての良いわざを進んでする者となり、柔和で、誰にも優しい人とならせていただきましょう。

2.聖霊による新生と更新…イエス・キリストを信じると、永遠のいのちを受けます。それは、死んでから始まるのではなく、信じたその時点から始まっているのです。それは、キリストの名によって与えられる助け主なる聖霊が共におられ、信じる私たちを新しくし、喜びと平安を与えてくださり、聖霊の満たしと、あらゆる祝福を与えてくださるからです。旧約聖書にあるように、イスラエル民族はエジプトで奴隷になっていました。しかし、神はモーセを遣わし、エジプトの奴隷から解放し、荒野を通って、乳と蜜の流れるカナンの地へと導かれました。それは、今日、悪魔の奴隷となっていた私たちが、イエス・キリストを信じて、罪赦され、悪魔から解放されて、神の子とされ、永遠のいのちの祝福の中に入らせていただくことの雛型(ひながた)となっています。もちろん、クリスチャンになっても時に試練はあります。でも、神の民とされた者には「祈り」があります。悔い改めとともに、切に、主の御名を呼び求めるならば、主がその祈りを聞いてくださいます。

3.なくてはならないもののために…今、世界野球・WBCが行われ、日本チームは順当に勝ち上がり、メキシコと準決勝を戦おうとしています。そのメキシコに準々決勝で敗れたプエルトリコですが、その前のドミニカとの試合で、エドウィン・ディアス投手が9回を三者三振で封じ込めて勝利に貢献しました。しかし、その直後、勝利を喜んで、皆で飛び跳ねているとき、ディアス投手は右ひざを怪我し、WBCのみならず、今シーズンはプレーできない状態になってしまいました。まだ優勝したわけでもないのに、ちょっと油断したため、思わぬ事態を招いてしまいました。これは、野球のことですが、私たちは、この地上でそれぞれに与えられている使命、すなわち、なくてはならないもののために、正しい仕事に励まなくてはなりません。私たち人間の基本的な生き方、それは「神と人とを愛して生きる」ことです。キリストは、マタイ22:36~40で、律法の専門家の質問に答え、大切な戒めは、第一に「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ」と言われ、第二に「あなたの隣人を自分自身のように愛せよ」と二つのことを言われました。別の言い方をしますと、イエス様を信じて従い、私たちが関わる全ての隣人(となりびと)の祝福を祈り、聖霊に導かれつつ神のみこころを行なっていきましょう。

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